実物の猫という動物はもちろん美しく愛らしい動物ですが、
美術作品に表された猫たちも素敵なものです。

《牡丹猫図》
根津美術館所蔵の作品を用いたクリーニングクロスです。
(もちろん実用ではなく観賞用として購入)
長くしなやかなしっぽ、丸みのある背中、ピンと立った耳
いたずらな雰囲気の目、ちんまりと香箱を組んだ姿勢、
猫の愛らしい魅力が的確に描かれた作品だと思います。
(残念ながら私が根津美術館へ行ったときには展示されていませんでした。)

上から竹内栖鳳 《班猫》 山種美術館
小林古径 《猫》 山種美術館
熊谷守一 《白猫》 豊島区立熊谷守一美術館
上の三点のポストカードは山種美術館で購入したものです。
《班猫》は私にとって「一度は実物を見てみたい絵画作品」なのですが、
まだ実物を見る機会に恵まれていません。
実際の作品はさぞ美しいのだろうと想像しています。
古径の《猫》はリアルタッチの《班猫》とはまた違う様式化された美しさが魅力的です。
高貴ささえたたえた表情はエジプトの女神を思わせます。
熊谷守一のシンプルな線と面で描かれた《白猫》の眠る表情を見ていると
とても心癒されます。

上から《たま》
《親子猫》
《猫》 いずれも朝倉彫塑館所蔵
朝倉文夫は猫をこよなく愛し、猫を題材にした作品を数多く残しています。
しっぽをピンとあげ、小首をかしげてこちらを見つめる《たま》は
思わず撫でてやりたくなる愛らしさです。


大の猫好きであった歌川国芳の代表作《猫飼好五十三疋》をモチーフにしたハンカチ、手拭です。
《猫飼好五十三疋》は「東海道五十三次」をもじって
53の宿場を駄洒落で猫を用いて表現しています。

こちらも国芳の猫をモチーフにしたチャームです。
国芳の猫は動物の「猫」として描かれたものも擬人化されたものもどちらも魅力的です。
これらはすべて今回東京へ行ったときに買ってきたものです。
美術関連以外にも谷中の猫グッズ専門店で猫グッズを買い込みました。
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