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Windflowers

美術・猫・本など興味ある事柄や日々の徒然を綴るブログです。

2007年03月の記事

私の好きなクノップフBest5

すっかり定番になってしまった「私の好きな…」シリーズですが、
今回取り上げるのはベルギー象徴派のクノップフです。

19世紀末にはヨーロッパ各地で象徴主義芸術が発展しましたが、
ベルギーにおいて象徴主義は独自の発展を見せました。
その精華がブリュッセルにおいて開催された「自由美学」展といえます。
クノップフの作品も「自由美学」展に出展されました。

第5位 沈黙

クノップフの作品はどの作品も静寂に満ちていますが、
この作品ではまさにタイトルどおり「沈黙」を促されます。
この絵の前に立つときは言葉を発してはならないような気になります。

第4位 メリザンド

メリザンドはメーテルリンクの戯曲『ペレアスとメリザンド』の主人公の一人です。
『ペレアスとメリザンド』は興味ある作品の一つなので、
今後詳しく取り上げてみたいと思っています。
クノップフ描くメリザンドはまさにBeautiful Dreamerといった風情です。

第3位 蒼い翼

2005年に開催されたベルギー象徴派展で実際の作品を見ましたが、
暖色を基調とした画面のなかに描かれた
蒼い布とヒュプノス(眠り)の翼が印象に残りました。
大変美しい作品です。

第2位 ステファヌ・マラルメの詩

別名を『花のうたを聴きながら』といいますが、
私はそちらの題名のほうが好きです。
まさにタイトルどおりの夢想的な作品です。

第1位 グレゴワール・ル・ロワに寄す―我が心は過去に涙す

「ノスタルジア」という言葉がぴったりの作品です。
絵の中の彼女にとって、
またクノップフにとって失われた「過去」はいったいなんだったのでしょうか?

『私は私自身に扉を閉ざす』や『愛撫』といった代表作も素晴らしいのですが、
今回は選外となりました。
これらのクノップフの作品を見ていると、過ぎ去った思い出が静かに甦ってくるようです。
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