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Windflowers

美術・猫・本など興味ある事柄や日々の徒然を綴るブログです。

2007年04月の記事

絵画と衣裳 美の名品展



丸紅コレクション 絵画と衣裳 美の名品展
~ボッティチェリ「美しきシモネッタ」・淀君の辻が花小袖~


現在京都文化博物館にて開催されている展覧会です。

丸紅コレクションは時代衣裳など染色分野の所蔵品と
日本の洋画・西洋絵画の二つの分野で構成されています。
通常は非公開のこれらの名品が一堂に会した展覧会でした。


まず会場に入ると「衣裳」の展示があります。
江戸~昭和初期にかけて作られた能衣裳・小袖・打掛・振袖など
どれも見事なものばかりです。

江戸時代の小袖などは、
通常私たちが身につける「和服」のイメージとは全く異なり、
アバンギャルドな匂いさえ漂うようです。

今回の「衣裳」の中でも最も貴重なものが
桃山時代の「辻が花小袖裂」ですが、
復元された「辻が花小袖」の大胆なデザインは
現代においても十分斬新さを感じます。

今回展示されていたもので私が一番気に入ったのは
兎模様の産着です。
擬人化されたウサギたちの表情やしぐさがとても愛らしく、
思わず欲しくなってしまいました。


「絵画」部門は日本の洋画と西洋絵画で構成されています。

ルドン『花瓶の花』(正確な題名を忘れました)
通常ルドンの「花」といえば、赤や青の色鮮やかな花を思い浮かべますが、
今回展示されていた作品は白と黄色の花で構成されたものでした。
しかし画面から醸し出される幻想的な雰囲気は
まさにルドンの造りだす小宇宙そのものでした。

キスリング『ミモザ』
ミモザの花の黄色がまず目に飛び込んできて、とても印象的な作品でした。
私がこれまでに見たことのあるキスリングの作品はほとんど人物画だったので、
彼の意外な側面を覗くことができたような思いです。

コロー『ヴィル・ダヴレーのあずまや』
いわゆる「典型的な」コローの風景画よりも明るい色調の作品です。
銀灰色に煙るような質感で描かれたコローの風景画は
私の大変好むところなのですが、
緑豊かな森と青い空で彩られた風景もまた美しいものです。

ボッティチェリ『美しきシモネッタ』
日本国内に所蔵されている唯一のボッティチェリ作品で
今回はこの作品を見るために、この展覧会に足を運んだようなものです。
ボッティチェリ得意の流麗な線描で
髪の毛の一筋、ドレスの襞の一本まで丁寧に描かれています。
それと同時に美しい金髪、陶磁器のような肌、重厚な質感の赤い衣裳など
彼が優れた色彩画家でもあることを感じさせてくれます。
全体に暖色系でまとめられた画面の中、
髪をまとめる布と腕に巻かれた布の青が
全体を引き締める効果をあげています。

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絵画と衣裳 美の名品展



丸紅コレクション 絵画と衣裳 美の名品展
~ボッティチェリ「美しきシモネッタ」・淀君の辻が花小袖~


現在京都文化博物館にて開催されている展覧会です。

丸紅コレクションは時代衣裳など染色分野の所蔵品と
日本の洋画・西洋絵画の二つの分野で構成されています。
通常は非公開のこれらの名品が一堂に会した展覧会でした。


まず会場に入ると「衣裳」の展示があります。
江戸~昭和初期にかけて作られた能衣裳・小袖・打掛・振袖など
どれも見事なものばかりです。

江戸時代の小袖などは、
通常私たちが身につける「和服」のイメージとは全く異なり、
アバンギャルドな匂いさえ漂うようです。

今回の「衣裳」の中でも最も貴重なものが
桃山時代の「辻が花小袖裂」ですが、
復元された「辻が花小袖」の大胆なデザインは
現代においても十分斬新さを感じます。

今回展示されていたもので私が一番気に入ったのは
兎模様の産着です。
擬人化されたウサギたちの表情やしぐさがとても愛らしく、
思わず欲しくなってしまいました。


「絵画」部門は日本の洋画と西洋絵画で構成されています。

ルドン『花瓶の花』(正確な題名を忘れました)
通常ルドンの「花」といえば、赤や青の色鮮やかな花を思い浮かべますが、
今回展示されていた作品は白と黄色の花で構成されたものでした。
しかし画面から醸し出される幻想的な雰囲気は
まさにルドンの造りだす小宇宙そのものでした。

キスリング『ミモザ』
ミモザの花の黄色がまず目に飛び込んできて、とても印象的な作品でした。
私がこれまでに見たことのあるキスリングの作品はほとんど人物画だったので、
彼の意外な側面を覗くことができたような思いです。

コロー『ヴィル・ダヴレーのあずまや』
いわゆる「典型的な」コローの風景画よりも明るい色調の作品です。
銀灰色に煙るような質感で描かれたコローの風景画は
私の大変好むところなのですが、
緑豊かな森と青い空で彩られた風景もまた美しいものです。

ボッティチェリ『美しきシモネッタ』
日本国内に所蔵されている唯一のボッティチェリ作品で
今回はこの作品を見るために、この展覧会に足を運んだようなものです。
ボッティチェリ得意の流麗な線描で
髪の毛の一筋、ドレスの襞の一本まで丁寧に描かれています。
それと同時に美しい金髪、陶磁器のような肌、重厚な質感の赤い衣裳など
彼が優れた色彩画家でもあることを感じさせてくれます。
全体に暖色系でまとめられた画面の中、
髪をまとめる布と腕に巻かれた布の青が
全体を引き締める効果をあげています。

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大エルミタージュ美術館展

いま甦る巨匠たち 400年の記憶
ヴェネツィア派からモネ、ゴーギャン、ルノワール、ピカソまで


京都市美術館にて開催されている大エルミタージュ美術館展を見に行きました。

今回の展覧会では「都市と自然と人びと」をテーマに
15世紀ヴェネツィア派から20世紀絵画までを取り上げています。

Ⅰ.家庭の情景
ヴェネツィア派の逸名画家による聖母子像から、
17世紀オランダの画家による室内風俗画
18世紀ロココ、19世紀アカデミー派、印象派、ナビ派と
時代ごとに様々な家庭の情景や美しい女性像などが展示されていました。
印象に残った作品の一つにローランサン『アルテミス』があります。(著作権の関係で画像を表示しておりません)
鮮やかな色使いと力強いフォルムで描かれた「女神(自画像)」は
「叙情的で儚げ」だけではないローランサン作品の魅力を伝えてくれるようです。

Ⅱ.人と自然の共生
「生活と自然」「理想としての自然」「旅としての自然」の三部構成になっていました。
ライスダールによる自然風景、クロード・ロランによる理想化された風景
ピカソによる農夫の妻、ゴーギャン描くタヒチの女
16世紀から20世紀にいたるヨーロッパ各地で活躍した画家たちが
様々に思い描いた「自然」の姿がそこに表されています。

Ⅲ.都市の肖像
「都市をかこむ自然」と「都市のなかの自然」の二部構成で展示されていました。
カナレットやグァルディは運河に囲まれたヴェネツィアの風景を描き、
マティスやルソーは「リュクサンブール公園」という都市の中の自然空間を描き出しています。
「自然」の中で暮らす「人びと」の営みが造りだすものが
「都市」であるということを感じさせてくれます。

今回の展覧会で私が気に入った作品をご紹介します。

 
(左)窓辺の婦人(変わりやすい天気)
(右)散歩の後
共に19世紀ベルギーの画家ギュスターヴ・ド・ヨンゲの作品です。
「変わりやすい天気」とは単なる空模様だけではなく、
人の心のうちをも表しているようです。
そして『散歩の後』の若い女性は
まどろんでいるのか、恋の思いに心を馳せているのか
どちらともとれるようです。
ギュスターヴ・ド・ヨンゲという画家は今回の展覧会で初めて知ったのですが、
さりげない日常の姿を美しく描き出す画家だと思います。


ルーヴル美術館の若い水彩画家 パスカル=アドルフ=ジャン・ダニャン=ブーヴレ
ルーヴル美術館で模写する若い女性を描いた作品です。
彼女の後ろにある作品はヴァトー『シテール島の巡礼』です。
綺麗なドレスを着て模写をしていますが、
服が汚れないのかな?ということが気になってしまいます(笑)


ロシアの生活情景 ジャン=バティスト・ル・プランス
18世紀のフランス人画家によって描かれた、ロシアの人びとの姿です。
画面中央、ゆりかごの赤ん坊のそばに白猫がいます。
私は展覧会に行くと、ついつい「猫絵」探しをしてしまうので、
この絵を見つけたときにはうれしかったです。


池のある風景 ブーシェ
ブーシェといえば華やかな神話画や美しい貴婦人を描いた肖像画で知られていますが、
この作品は彼が優れた風景画家でもあることを伝えてくれます。
空と池と森という青緑の空間の中
人物の赤い上着がアクセントになって画面を引き締めています。


野原の少女 ルートヴィヒ・クナウス
野原で戯れる少女の姿がとても愛らしい作品です。
空の青と少女の帽子の赤が、緑の情景に美しく映えています。


花瓶の花 ファンタン=ラトゥール
ファンタン=ラトゥールといえば「薔薇」の画家として知られていますが、
この作品に描かれているのは雛菊やパンジーといった小さな花々です。
彼は華麗な薔薇だけではなく、
こういった可憐な花も魅力的に描き出す画家なのだということを再認識しました。


鳥の巣を持つ少女 シャルル・シャプラン
18世紀フランスの画家による作品です。
以前にもシャプランの作品を見たことがあるのですが、
その作品も愛らしい娘の姿を描いたものでした。
ちなみに彼の名前(Charles Chaplin)を英語読みすると
「チャールズ・チャップリン」になるということに気づきました。


ケニルワース城の廃墟 ギヨーム・ヴァン・デル・ヘキト
遠景に浮かび上がる城の廃墟が幻想的な作品です。


ヴェネツィアのサン・ジョルジョ・マジョーレ島の眺め グァルディ
1993年に開催されたエルミタージュ美術館展にも出展されていた作品です。
まさに「サン・ジョルジョ・マジョーレ島」の肖像画といった趣です。
私は1993年にイタリアを旅行した際、サン・ジョルジョ・マジョーレ島へ渡り、
この作品にも描かれている塔に登りました。
対岸のヴェネツィア市街地が一望できる素晴らしい場所です。

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今回は自分が(BlogPet)

今回は自分が「一度着てみたいです」







古代エジプト風の衣裳であるともいわれている絵画をご紹介します







シシィ自身の美しさが印象に残ります







シシィ自身の美しさはもちろんですが、イタリアでベルトとか描かれています



「マンテーリャ」

と思った衣裳が描かれた



花柄の模様のドレスにも心惹かれます

と、千露は考えてるはず。



*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「さつき」が書きました。


京都へ行ってきました

昨日(4月13日)京都へ行ってまいりました。

大エルミタージュ美術館展(京都市立美術館)
丸紅コレクション 絵画と衣裳 美の名品展(京都文化博物館)
を見るのが主な目的でしたが、
平安神宮の神苑や哲学の道の桜を見たり、
祇園で「都をどり」を見たりと
充実の一日となりました。

詳しくは明日以降のブログで記事にしたいと思います。

希望



差し伸べるその先に

微かに霞んで見えるもの

悪徳の封印が解かれた後

唯一つ残っていたもの

人は皆

憂き世を生きるよすがとして

希望という名の

美しい夢を見続けるのだろう

Rosarium 薔薇の品種名で20のお題 より

旅行トカゲ物語

ある日千露の家の中にトカゲが迷い込んできました。
千露の家は田舎なのでトカゲだのヤモリだのが周りにいっぱいいるのです。

さっちゃんはトカゲを見つけて大喜びで遊んでいましたが、
しばらくするとトカゲの姿が見えなくなってしまいました。
するとさっちゃんは置いてあった千露母のズボンを気にして、
しきりに手を出すのです。

千露母はそれに気を留めることもなく
そのままズボンをはいてお稽古事に出かけました。

千露母は家に帰ってきました。
ズボンを脱ぐと何かが飛び出してきたのです。
それは何とさっちゃんが夢中になって追い掛け回していたトカゲでした。

トカゲは千露母のズボンのポケットの中でピクリとも動かず
外出先にお供をしていたのです!
おそらくトカゲを連れてお教室へ行ったり
スーパーで買い物をしたりしたのは千露母くらいのものでしょう。

きっとトカゲは広い世界を見てみたくなったのに違いありません。
家に帰り着いた後、旅に満足したのでしょう
トカゲはどこかへ去っていきました。
おしまい


この物語はノンフィクションです。実在の人物・団体・事件と大いに関係あります。

楽園




夜の闇があるからこそ

月や星が美しく輝くこと


凍てつく冬があるからこそ

草木萌え花咲きほころぶ春が訪れること


苦しみや悲しみがあるからこそ

喜びがより大きいものであるということ


これらはすべて

楽園を遠く離れて知ったこと


何も知らなかったあの頃よりも

今のほうがずっと幸福だと心から思う
Rosarium 薔薇の品種名で20のお題 より

携帯の待受画面(BlogPet)

BlogPet 今日のテーマ
「あなたの携帯の待受け画面はなんですか?」
私の現在の携帯の待受け画面は
ウォーターハウス『My Sweet Rose』です。

そのほかフェルメール『青いターバンの少女』や
ロセッティ『愛の杯』
ウォーターハウス『ヒュラスとニンフたち』などにするときもありますが、
結局は『My Sweet Rose』に戻ってしまいます。

ちなみにPCの壁紙も『My Sweet Rose』をもとに自作しました。

最近のものよりも古い映画音楽(BlogPet)

最近のものよりも古い映画音楽、イージーリスニング、クラシックと

本当に取り留めがありません





私があるものは最近はさつきたちが、

知る人ぞ知るといった感じのポップスも

フランス、アイルランド、ポルトガル、北欧、東欧と多岐にわたっています



なのでなかなか記事にしてみたいのですが…



J-POPも誰もが知っている

とか思った?



*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「さつき」が書きました。