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Windflowers

美術・猫・本など興味ある事柄や日々の徒然を綴るブログです。

2007年04月の記事

きのう銀閣寺の(BlogPet)

きのう銀閣寺の、中心みたいな観光ー!

京都で写真とか満喫したかったみたい。

銀閣寺と桜並木へ銀閣寺と現実離れしなかった?

銀閣寺が若王子に銀閣寺が魅力とか思索しないです。



*このエントリは、ブログペットの「さつき」が書きました。


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逢いたくなっちゃだめ

 切ない恋
 激しい恋
 やさしい恋

猫が伝える
十七文字の恋ごころ。

本書帯より


逢いたくなっちゃだめ 写真/板東寛司 選と文/青嶋ひろの

まず表紙の愛らしい赤ちゃん猫(耳が立ってないのです)に釘付けになりました。

本文中にも思わず食べちゃいたくなるような赤ちゃん猫
つぶらな瞳で一点をじっと見つめる子猫、
まさに天使のような寝顔を見せる子猫、
美しい横顔を見せる猫、
子育てに懸命な母猫 などなど
見ているだけで幸せな気持ちになれる猫写真でいっぱいです。

この本に登場する猫はほとんどがどこにでもいるようなごく普通の猫たちです。
猫専門のカメラマン(キャトグラファー)板東寛司は
そんな猫たちのさりげないしぐさや表情を実に愛らしく撮影しています。

そんな愛らしい猫たちの写真と共に紹介されているのは
現代の俳人たちによる恋の俳句です。
俳句といえば「わび」「さび」の世界といったイメージが強いのですが、
この本で紹介されている俳句の多くは花鳥風月を歌ったものではなく、
切ない恋心や愛の喜びを歌ったものです。
中には濃厚な官能性を匂わせる句も紹介されており、
たった十七文字でこれだけ豊かな表現ができるのかと
目から鱗が落ちる思いです。

私は愛らしい猫写真に惹かれてこの本を購入したのですが、
現代俳句の奥深さを知ることができて
自分にとって新たな世界が開けたように感じました。

歩き神に憑かれた女

「今は昔」ではなく、「今現在」歩くことが大好きな女がいる。
その女はどこへでも歩いて出かけることを旨としており、
乗合自動車を待つ時間があるならば、
その時間だけ歩いたほうがいいと考えている。

以前は隣町から歩いて自宅まで10kmの道のりを歩いて帰ろうと
二度ほど試みたことがあったが、
いずれも途中で知人と出会い、結局車に乗って帰ることとなった。
そのほか隣町の動物霊園から約8kmの道のりを歩いて帰ったことがあるが、
そのときは残暑厳しい折であったゆえ、帰宅後気分が悪くなってしまった。
また郊外の温泉施設へ歩いて出かけることも以前にはあった。

この女は今はあまり歩くことがないのだが、
平成十九年卯月二十七日に突如思い立ち、
片道一時間以上かけて歩いて服を買いに出かけた。
帰りはちょうどいい時間の乗合自動車があったにもかかわらず、
やはり歩いて帰ったそうな。
脇道の古い建物にかつての宿場町や花街の面影を見ながら歩くのは
大変楽しいものであったという。

またこの女は道端の木々や花々を見ながら歩くことも好きであり、
何よりも路上で猫を見つけることを喜びとしているという。

この女の本名は詳らかではないが、
「千露」という通り名が世に伝えられている。

この物語はノンフィクションです。実在の人物・団体・事件と大いに関係あります。

お詫び他

昨日はメンテナンスのため、ブログの閲覧ができなかったようです。
訪問してくださった方にはご迷惑をおかけいたしました。

私自身も自分のブログを見ることができず、
毎日の楽しみである、皆様のブログ訪問もできませんでした。
(自分のブログからリンクしているブログはPCにてブックマークしていないので…)

今日はブログの更新をしようと思っていたのですが、
なかなかいい記事が浮かびませんでした。

また更新の意欲がわいたら、
好きな絵画作品についてや、最近買った本についてなど
記事にしたいと思います。

第135回 都をどり

2つの展覧会と2箇所の桜を見た後に
第135回 都をどりを見ました。

都をどりは明治5年(1872)に京都にて開催された日本で最初の博覧会の余興として
祇園町の芸妓・舞妓が歌舞を披露したことに始まります。
以来昭和の戦中戦後の一時期を除き、
毎年4月1日から30日までの一ヶ月間開催される京都の春の風物詩となっています。

今年は「都風流名所絵巻」と題して、歌と踊りで京都の四季と名所を表現しています。

第一景 置歌(おきうた)
「都をどりはヨイヤサア」の掛け声と共に花団扇を手にした舞妓たちが登場します。
「置歌」はこれから始まる「都をどり」の全景を説明するオープニングの部分です。
「都をどり」では踊りはもちろん、歌や囃子方もすべて芸妓・舞妓によるものです。
私はこれまで日本舞踊の舞台を見たことはあったのですが、
生演奏によるプロの舞台を見るのは初めてで、
これが本物の芸の力なのだなと思いました。

第二景 下鴨神社初詣
新春の下鴨神社を舞台に美しい舞が展開されます。

第三景 彦根屏風
舞台は一転し、豪華な桃山風の御殿の中となります。
そこに置かれた屏風にはかぶき者の男や女、遊女や禿(かむろ)が描かれています。
「彦根屏風」は彦根藩主井伊家に伝来する屏風で
寛永年間の風俗を伝える傑作とされ、国宝に指定されています。
屏風の中から現れた男女による舞が展開されます。
いわゆる「日舞」とは一味違う「粋」を感じることができました。

第四景 清瀧川螢狩
清瀧川は嵐山の上流にある川で、
今も清流として知られ、納涼や秋の紅葉狩りでにぎわう場所です。
螢狩を楽しむ様子を芸妓と舞妓の舞によって表現しています。
ここではいわゆる舞台用の衣裳ではなく、
お座敷に出るときの衣裳で舞っていたため、
「これが芸妓さん舞妓さんの踊りなのかぁ」という思いをより深くしました。

第五景 昔物語かぐや姫
浄瑠璃語りによる芝居仕立ての舞です。
初めは影絵で竹取の翁がかぐや姫を見つける場面が紹介されます。
帝によるかぐや姫への求婚から、
かぐや姫が月の都へ帰るまでの場面が舞によって表されます。
十二単姿のかぐや姫にや直衣姿の帝
羽衣を身につけた天人たちの優美な舞姿や
かぐや姫が乗る天の車などの大道具や演出など実に見ごたえのある場面でした。

第六景 嵯峨野紅葉(さがののもみじ)
嵯峨野小倉山にある常寂光寺の境内での紅葉狩りの様子です。

第七景 越後雪野寒晒(えちごゆきののかんざらし)
都を離れ、越後平野の雪景色の中
小千谷縮を寒風に晒して仕上げる姿が舞によって表現されます。
縮に見立てた白い布が風や雪の舞う様子まで思わせ、大変効果をあげていました。

第八景 金閣寺桜満開
フィナーレは満開の桜に囲まれた金閣寺庭園が舞台です。
桜の枝を手にしたすべての出演者が登場し、華やかに幕を閉じます。

「都をどり」は舞はもちろんですが、
細かなところにまで気を配った大道具・小道具
色とりどりの美しい衣裳など、見所が盛りだくさんでした。

きょうは(BlogPet)

きょうは、封印しなかったよ。



*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「さつき」が書きました。


甘い夢


いつかは目覚めて

現実を見つめなくてはならないのですから、

眠っている間だけでも

幸せな夢を見ていたいのです。

そして優しい思い出を糧に

無常のこの世を生きてゆくのです。

Rosarium 薔薇の品種名で20のお題 より

都の桜その2―哲学の道

「哲学の道」は琵琶湖疏水に沿って北は銀閣寺橋から南は若王子橋までの約1.5㎞にわたって続く小道です。
大正時代、京都帝国大学の西田幾多郎らが思索にふけりながらを歩いていたため、
この名がつけられました。

春になると画家橋本関雪の夫人が植えた約500本のソメイヨシノを中心に
様々な桜によって彩られます。



水のせせらぎと桜並木の風情は一言では言い表せません。
桜の季節は観光客も多いのですが、
それでもどこか現実離れした夢の世界に遊ぶ心地になります。



私が行った日(4月13日)はソメイヨシノはやや盛りを過ぎていましたが、
それでも爛漫の花々の美しさを満喫することができました。



哲学の道の桜はソメイヨシノ中心ですが、
ところどころ違う桜も植えられており、
ソメイヨシノとは一味違う魅力を見せてくれます。

哲学の道は猫もところどころで見ることができます。
(猫の写真も撮ったのですが、上手く写っていませんでした。)
屋根の上で仲良く毛づくろいをする二匹の猫がとても愛らしかったです。
ちょうど橋の袂だったため、
他の人たちはみんな桜の写真を撮っていたのですが、
私一人猫の写真を撮ろうとして懸命になっていました(笑)



この日はやや風が強かったため、
舞い散る桜吹雪を堪能することができました。
「うららか」という言葉がまさにふさわしい春の風景です。

 ひさかたの 光のどけき 春の日に
   しづ心なく 花の散るらむ           紀友則

都の桜その1―平安神宮

私が京都へ行くのはほとんどが展覧会を見るのが目的のため、
平安神宮周辺へは必ず毎回行きます。
しかし平安神宮を訪れたのは約十年ぶりです。

今回はちょうど桜のシーズンに京都を旅行することとなったので、
平安神宮神苑をぜひ見ようと思い立ちました。




平安神宮には様々な種類の桜が植えられていますが、
中でも名高いのが紅枝垂桜です。
私が行った4月13日にはちょうど見ごろでした。



平安神宮の紅枝垂桜は1895年に仙台市長より寄贈されたものですが、
もともとは近衛家に伝来した「糸桜」を津軽藩主が持ち帰り育てたもので、
それが再び京都へ戻ったことから「里帰り桜」とも呼ばれます。
この紅枝垂桜は谷崎潤一郎『細雪』にも登場し、
谷崎自身がこよなく愛した花としても知られています。



神苑には紅枝垂桜のほかにも様々な桜があります。
ソメイヨシノはやや盛りを過ぎていましたが、
池に向かって枝を伸ばした姿はとても美しいものです。



池のほとりの紅枝垂桜の美しさは
私のつたない言葉と写真ではとても表現できません。
ぜひ桜の季節に平安神宮神苑を訪れてみてください。


京都でショッピング

今回の京都旅行で買ったものの一部です。



哲学の道沿いにある猫グッズ店
「猫雑貨 のび工房」にて買ったハンドタオルです。
この店には看板猫ちゃんもいるのですが、
私が行ったときには店頭には出ていませんでした。



京都文化博物館別館で買った手拭とガーゼハンカチです。
明治時代のレンガ造りの銀行がホールやショップになっています。
黒猫薔薇という模様に引き寄せられてしまいました。



こちらも京都文化博物館内で購入したものです。
竹繊維製のタオルハンカチで、とてもしなやかな肌触りです。
トンボを追うの刺繍がとても可愛いです。



京都土産の定番といえば「よーじや」のあぶら取り紙ですが、
これは期間限定の「さくら」のあぶら取り紙です。
表紙も中身も綺麗な桜色になっています。
ちなみに手提げ袋も桜色でした。

京都へ行くとついつい色々な小物を買い込んでしまいます。