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Windflowers

美術・猫・本など興味ある事柄や日々の徒然を綴るブログです。

2007年06月の記事

六月の花嫁 vol.1

6月の声を聞くと「梅雨」「衣替え」などと並んで思い浮かべるのが
「ジューン・ブライド(六月の花嫁)」です。

本来日本では雨がちで蒸し暑くなる6月には
あまり婚礼は執り行われませんでしたが、
6月に挙式した花嫁は幸せになれるという
「ジューン・ブライド」の言い伝えが広まって以降
6月にも結婚式が多く行われるようになりました。

今日から「花嫁」「結婚」をテーマにした絵画作品を紹介していきたいと思います。


今回は19世紀の画家が描いた「結婚式」をテーマにした作品を紹介します。



19世紀フランスの画家Gabriel Charles Deneuxの作品です。
教会での式を終え、街中へ繰り出す様子が描かれています。
楽隊がめでたい席に賑わいを添えています。
街の人たちも新郎新婦の様子を興味深げに眺めています。



新郎新婦のアップです。
新婦のドレスは現在のウェディングドレスの基本となる形をしています。
新郎の服装も現在の結婚式で用いられる服装の原型となったフロックコートです。




19世紀英国の画家Luke Fildesの作品です。
地方の村の結婚式の様子が描かれています。
こちらの婚礼行列では村中総出で新郎新婦を祝福しているようです。
周りの人々の温かさを画面から感じ取れるようです。



新郎の服装は都市の結婚式と大差ありませんが、
新婦はベールではなくボンネットを被り
ドレスのデザインもより素朴で清楚な印象です。
個人的にはこちらの衣裳のほうが好きです。

上の二つの作品はほぼ同時代の結婚式の様子を描いたものですが、
都市部と地方ではかなり異なっていたことが伺えます。



19世紀フランスの画家Eugene Bulandの作品です。
美しい田園風景が印象的です。



非常に若い、むしろ「稚い」花嫁と花婿ですが、
この作品の題名“Innocent Wedding”が表すように
これは花嫁と花婿に扮した少年と少女の姿のようです。
「結婚」や「花嫁」に憧れる少女の夢をともに分かち合う少年の表情からは
すでに頼もしさがにじみ出ています。
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