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Windflowers

美術・猫・本など興味ある事柄や日々の徒然を綴るブログです。

2007年06月の記事

六月の花嫁 vol.5 死の花嫁


トーマス・クーパー・ゴッチ 死の花嫁 1894-95


およそ「六月の花嫁」のイメージからは程遠い作品ですが、
「花嫁」の描かれた数々の作品の中でも最も好きなものの一つです。

黒い衣裳とベール、罌粟で作られた花冠、赤と紫の雛罌粟の花など
いずれも「死」を色濃く匂わせるものです。
(雛罌粟には毒性は含まれませんが、ここではあえて罌粟と混同しているようです。)

彼女は「死」のもとへ嫁いで行くのでしょうか?
それとも彼女自身が「死」で、犠牲者たる花婿を迎えるのでしょうか?
誰もが逃れ得ない「死」という宿命を
美しく微笑む乙女の姿で表したものが
『死の花嫁』であるのかもしれません。
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