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Windflowers

美術・猫・本など興味ある事柄や日々の徒然を綴るブログです。

2007年09月の記事

私の好きなルドンBest5

久々の「私の好きな…」シリーズは、ルドンの作品です。

ルドンといえば「黒」の時代の作品も著名ですが、
今回は「色彩」のある作品から選んでみました。


第5位 ヴィオレット・ヘイマンの肖像



注文によって描かれた肖像画であるにもかかわらず、
独創性豊かな幻想世界が展開されているというところが凄いと思います。
それでいてモデルの少女の清楚な魅力も如何なく表現されているところに
ルドンの力量を感じます。


第4位 オルフェウス



「切断された首」という一歩間違えば猟奇的になってしまう画題を
優美かつ夢幻的に描き出し、
静寂の世界を作り出しているところに魅力を感じます。


第3位 花の中のオフィーリア



物語の一場面ではなく、
物語の世界を借りて、花に囲まれた美しい夢が展開されています。
彼女は悲劇的な死を迎えているのではなく、
祝福を受けているようにさえ、私は感じることができます。


第2位 ペガサス



澄み渡る青空に向かって今まさに飛び立とうとしているペガサス
どこまでも飛翔していけるような希望を感じさせてくれる作品です。


第1位 目を閉じて



モノクロームの世界から色彩の世界への一歩を踏み出した作品です。
「目を閉じて」瞑想しているというよりも
今まさに「目を開く」直前の作品のように思えます。

ルドンの作品は豊かな色彩で描かれていながらも
あくまで静寂に満ちた瞑想的世界が展開されているところに
独特の魅力を感じます。

今回はあえて避けたのですが、
花瓶の花を描いた作品群にもとても心惹かれます。
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