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Windflowers

美術・猫・本など興味ある事柄や日々の徒然を綴るブログです。

2007年12月の記事

愛の挨拶



ロセッティ 愛の挨拶 1861頃


神が作りたもうた愛する人よ、
神がそなたを見守りますように。
愛する人よ、神がそなたを称え、崇めますように。
愛する人よ、神がそなたの望むものを与えますように。


上の文章は画面の上下に記されている語句です。
ロセッティは水彩画の『薔薇物語』と同じテーマを油彩でも制作しました。

愛の象徴である薔薇が描かれていることは水彩と同じですが、
こちらには情熱の象徴である向日葵も描かれています。
そして楽を奏でる愛(アモール)は愛の園の中からではなく、
恋人たちと同じ場所で愛の成就を見守っています。
画面全体が暗いためか、水彩画と比較するとどことなく神秘的な印象を受けます。

ロセッティの作品に登場する恋人たちは
どちらかと言えば悲劇的な末路を迎える者たちが多いのですが、
この『薔薇物語』に由来する恋人たちはまさに幸せの絶頂にいるかのようです。

或る詩人の死



モロー サッフォーの死 1870頃


こちらの作品は2005年に開催されたモロー展にも出展された作品です。

サッフォーは古代ギリシアの女性詩人ですが、
彼女にはファオンという青年に失恋してレウカディアの岩から身を投げたという伝説があります。

モローは岩の上に座るサッフォーや、岩から身を躍らせるサッフォー、
崖の下で永遠の眠りにつくサッフォーなど、
幾度となく「サッフォーの死」を題材にした作品を描いています。

私は最初このサッフォーを見たとき、
まるで飛天か菩薩のように感じました。
黒髪、伏せた瞳、豪華な宝冠など
どこか東洋的な趣を感じます。
彼女は岩から身を投げたところなのですが、
あたかも羽衣を翻し、妙なる調べを奏でながら
天高く飛翔していくかのようにも見えます。

モローはサッフォーを「詩」を体現する存在であり、
神聖なるものと人間を媒介する巫女のような存在と位置づけました。
サッフォーのまとう豪華な衣裳は、
彼女の神聖さを表すためのものなのです。

暖房の設定温度 (今日のテーマ)

BlogPet 今日のテーマ 暖房の設定温度
「今何度に設定されていますか?」
私は寒いのは比較的平気なほうなので、
なるべく暖房はつけないようにしているのですが、
(そのかわり半天・ひざ掛け必須です)
今日はいつもより寒いので夜になって暖房を入れました。
設定温度は摂氏18度です。
うちは古い木造建築なので家中隙間風だらけです。
その上猫用に窓を少し開けています。

智天使たち


レノルズ 天使の頭


小さな翼を付けたいとけない幼子たちが
まるで語り合うか歌を歌っているかのように見える愛らしい作品です。

実は彼らはケルビム(智天使)と呼ばれる上級の天使です。
神の「智恵」を表す天使であり、
その智恵を下級の天使に伝える役割を持っています。

ケルビムは旧約聖書においては獅子と牛と鷲と人という四つの顔を持つ
奇怪な姿で登場しますが、
後には童子の顔に2枚~6枚の翼を付けた姿で表されるようになりました。

レノルズの作品は頭と翼だけという違和感を全く感じさせず
薄もやの中に胴体が隠れてしまっているだけのように見えます。
上級天使の威厳よりも幼子の無垢な愛らしさが存分に表現された作品です。

飛行機の日 (今日のテーマ)

BlogPet 今日のテーマ 飛行機の日
「今日はライト兄弟が飛行機の初飛行に成功した日です。あなたが初めて飛行機に乗ったのはいつどこに行くときのことでしたか?」
私が初めて飛行機に乗ったのは大学2年の冬、パリ・イタリアの旅に行ったときのことです。
伊丹(関空開港前でした)から香港を経由して、パリ シャルル・ド・ゴール空港へのフライトでした。
初めて飛行機に乗ったこともあって、機内ではほとんど一睡も出来ませんでした。
帰りのときは飛行機に慣れたのか(パリ~ローマ間、ミラノ~パリ間も飛行機移動だったため)少し眠れました。
 
ちなみに初めて国内線に乗ったのは
2002年東京へ行ったときのことです。(松山~東京間往復)
大学卒業後東京へ行ったのは今のところこの時限りです。
ちなみに列車だと東京まで最低でも9時間かかります。
なのでもし今度東京へ行くとすれば、やはり飛行機になると思います。
なお空港まで2時間はかかります。
こういうことを考えると自分がいかに僻地に住んでいるか痛感します。

さつきは紳士がほしいな(BlogPet)

さつきは紳士がほしいな。
千露もほしいかな?

*このエントリは、ブログペットの「さつき」が書きました。

百合の聖母


ブーグロー 百合の聖母 1899


幼子ながら冒しがたい威厳を持ったイエスは
神を畏れ敬う人々を祝福するかのごとく両腕を開いています。
そんな幼子を捧げ持つようにして抱くマリアは
「神の母」としての荘厳さと
「神のはした女」としての敬虔さを併せ持つような表情をしています。
百合の白さとマリアの濃紺の衣裳のコントラストが美しい作品です。

百合は楽園を追放されたイヴの後悔の涙から生じたと伝えられます。
そして白百合を手にした大天使ガブリエルが
処女マリアに受胎告知をしたことから
百合はマリアの純潔を象徴する花となりました。
ソロモンの雅歌に詠われる「花嫁(マリア)」は
「茨の中に咲く百合の花」にもたとえられています。
また聖書においては百合は薔薇と並んで美しい花の代名詞ともされます。

薔薇の聖母


ブーグロー 薔薇の聖母 1903


赤やピンクの美しい薔薇が咲き誇る庭園に
神々しい姿で幼子イエスを抱いた聖母マリアが佇んでいます。
正面を見据えた姿や金色の円盤状の光背、後ろの金色の壁など
どことなくビザンティンのイコンを思わせます。

薔薇はキリスト教において重要な花の一つとされます。

イエスの受難の際、血が滴ったところから薔薇の木が生えて花を咲かせたという伝説があります。
この薔薇は血のような赤い薔薇で、赤薔薇は殉教の象徴とされるようになりました。

一方白薔薇は「母性」を意味し、聖母マリアの花とされました。
エデンの園に咲いていた薔薇には刺がなかったのですが、
人間が原罪を犯して以来薔薇には刺が出来たといわれます。
マリアは原罪を免れた存在と考えられているため、
彼女は「刺のない薔薇」にたとえられ、
数多い聖母の称号の一つにも「神秘の薔薇」というものがあります。
マリアの被昇天の後、彼女の墓は薔薇と百合で埋め尽くされたといわれます。

HP作りに熱中してました

クリスマス企画ページを作ったり、
詩と絵画の新ページを作ったり
本当に久しぶりにHP作りに熱中してしまいました。

ここ数日ブログ更新の意欲がわいていて
毎日新しい記事をUPしていたのですが、
今日はブログのほうはお休みしたいと思います。

新たに作ったページにちなんだ記事も後日UPしたいと思います。

天使の歌


ブーグロー 天使の歌


森の中でまどろむ聖なる母子のために
楽を奏で歌うのは美しい乙女の姿をした天使たちです。
実に美しく幻想的な光景が描き出されています。

奏楽は神を讃えるための天使の仕事の一つです。
そういった奏楽天使たちを音楽つきでご紹介しております。
こちらよりどうぞご覧ください。