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Windflowers

美術・猫・本など興味ある事柄や日々の徒然を綴るブログです。

2007年12月の記事

絵画の中の冬の装い

今日は比較的暖かだったのですが、
すっかり冬本番となりました。

以前絵画の中の憧れの衣裳をテーマに記事を書いたのですが、
今日は「冬の装い」を取り上げてみたいと思います。



全体に黒でまとめられ、非常にスタイリッシュな印象です。
アクセントの紫が効果的に用いられています。
ボルディーニはイタリアの画家で上流階級の紳士淑女の肖像を数多く描いています。



コンパクトなデザインの帽子とシンプルなデザインのコートが
すっきりとした印象を与えるコーディネートです。
彼女が手にしているのは「マフ」と呼ばれる手元用の防寒具です。
この作品を描いたモリゾ自身は常に白か黒の衣服を身につけた
大変おしゃれな女性だったそうです。



ルノワールの作品には数多くの女性が登場しますが、
明らかに冬物と分かる衣裳を身につけた女性は多くありません。
この作品はチェックのケープ(?)と花の形のイヤリングが印象的です。
ちなみにこちらに描かれたイヤリングは
実際にオルセー美術館のミュージアムショップで販売されているようです。



ベルギー象徴主義を代表する画家クノップフは
同時に優れた肖像画家でもありました。
黒い縁取りの入った白いコートが少女の愛らしさを引き立てています。

色々と探してみましたが、
案外明らかに「冬物」と分かる装いをしている人物像は多くありませんでした。
このような視点で絵画を見るのも楽しいです。
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