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Windflowers

美術・猫・本など興味ある事柄や日々の徒然を綴るブログです。

2008年03月の記事

梅花礼讃―芳しく気高き花―

先日プラハ国立美術館展を見に愛媛県美術館へ行きましたが、
常設展示も見てきました。

その中でも特に印象に残ったのが、特集展示「梅花礼讃―芳しく気高き花」です。

日本の春の花といえば桜というイメージがありますが、
古くは桜よりも梅のほうが愛好されており、
万葉集で「花」といえば桜ではなく梅を表します。

今の季節にちなみ、愛媛県美術館の館蔵品の中から
梅花を描いた江戸から昭和の絵画の展示がされていました。

どの作品からも梅の花や木の持つ凛とした佇まいが感じられ、
「気品」が強く見るものに迫ってきました。

その中で特に気に入ったのが、沖 冠岳『梅狗(ばいく)』です。
梅の木の下で眠る母犬と母に甘える子犬たちが、
なんともいえない愛らしさの作品です。

このほか愛媛県出身の洋画家 松原一の特集や
昭和の洋画家の室内画の特集、
愛媛出身のイラストレーター真鍋博が描いた星新一作品の挿絵の展示などがありました。

興味深い試みとして
なぞなぞ美術館―「わたし」の視点からはじまるミニ展覧会という企画がありました。
通常作品につけられているキャプションを隠し、
鑑賞者各自が自分の視点で
何が描かれているか、何を表現しているかを見るというものです。
日本画から抽象画、前衛的なオブジェまで、
様々な作品が取り上げられていました。
小学生からお年寄りまで様々な人が様々な見方で作品を見ている様子が
それぞれの作品につけられた鑑賞者のコメントから分かり
とても面白かったです。
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