Windflowers

美術・猫・本など興味ある事柄や日々の徒然を綴るブログです。

2008年09月の記事

薔薇色の衣裳のマルガリータ王女



すでに東京での会期は終了したウィーン美術史美術館展ですが、
未だ感想を記事に出来ないでおります。

この作品はベラスケスによる5点のマルガリータ王女像のうち最も早く描かれたもので、
マルガリータは当時3歳でした。
これ以降の作品では長い髪を垂らした姿で描かれる彼女ですが、
この時はまだ髪も短く、そのことが彼女の幼さを強調するようです。
しかし右手をテーブルに置き左手に扇を持ち姿勢正しく立つ姿は
幼いながらも王族としての威厳を示しています。

テーブルに活けられた花のうちに一輪の薔薇がありますが、
マルガリータは薔薇の花が好きで、
薔薇を摘んだり、香りを嗅ぐのを楽しみにしていたそうです。

薔薇色のドレスを着た薔薇色の頬の愛らしい王女の姿からは
後のスペイン・ハプスブルク家の滅亡やマルガリータ自身の夭折など
彼女を襲う不幸は全く感じ取ることは出来ません。
彼女の人生で幸せだったひと時が画面の中にとどめ置かれているようです。
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さっちゃんがいるのに…

現在私の部屋でさっちゃんがくつろいでいて、
振り返ると様々な仕草を見せてくれます。

かわいいので写真を撮ろうと思って、
携帯カメラを構えてみるのですがなかなか上手く取れません。
先月新しい携帯に買い換えて、カメラの画質が格段に良くなったのですが、
私の写真の腕はちっとも上がっていません。
一枚だけ撮ってみたのですが、全く可愛く写っていませんでした…

アップにせずに撮ろうとすると部屋の中の粗が写り込んでしまい
とても人様にお見せできる写真にはなりそうにありません。

モデルとカメラは最高なのに、撮影者の腕とスタジオ(?)が駄目なので
さっちゃん写真の新作は当分先になりそうです。

世紀末の赤毛連盟(BlogPet)

千露の「世紀末の赤毛連盟」のまねしてかいてみるね

世紀後半には赤い髪がありましたようになった当初は黒に心惹かれましたものでは実際に変えられた)世紀後半に心惹かれ世紀末象徴として世間一般的な視点から考察も赤毛連盟―象徴として世間一般にラファエル前派の髪高橋裕子先日東京での芸術家たちがなかった)世紀後半に絡め取られた本です!
古来ヨーロッパでは関心が出来ます。
私が出来ます。

*このエントリは、ブログペットの「さつき」が書きました。

暇つぶし (今日のテーマ)

BlogPet 今日のテーマ 暇つぶし
「あなたは暇になったら何をしていますか?あなたのお気に入りの暇つぶし方法を教えて下さい」
まずはネットサーフィン。リンクさせていただいているブログはもちろんですが、
各種公式ホームページ(博物館・美術館、動物園・植物園・水族館)
全国各地の地方自治体の公式ホームページ(これが意外と面白いのです)
個人で運営されている美術、歴史、地理関係のホームページなど
色々と見ています。
 
そして夜が更ければ読書です。
今現在は地理・地名関連の本にはまっていますが、
これに関しては随時興味が移っていきます。
何度でも同じ本を読み返すので、内容を暗記してしまっている本も多いのですが、
それでも読み返してしまうところが不思議です。
 
ここ数ヶ月はほとんどしていないのですが、 
本当に時間があるときはビーズアクセサリー作りをします。
ただし作るのに何日もかかるような大物はほとんど作りません。
たいてい2~3時間で出来るものばかりです。
 
休日の昼間(夏場は夜間に)暇なときは散歩をします。

世紀末の赤毛連盟


世紀末の赤毛連盟―象徴としての髪 高橋裕子

先日東京で買った本です。
「象徴としての髪」というサブタイトルに心惹かれました。
解かれた髪と結い上げられた髪が意味するもの、
髪を梳る姿や化粧する姿の女性像など
主にラファエル前派や世紀末象徴主義において
「女性の髪」がどんな意味を持っているのか様々な視点から考察されています。

ホルマン・ハント描く逆立つ髪のシャロットの女や
美しさを誇った髪を蛇の姿に変えられたメデューサなど
これまで私が関心を持っていたことについて詳しく述べられていて
大変興味深く読み進めました。

古来ヨーロッパでは「赤毛」は好ましいものではないと考えられていましたが、
19世紀後半にはラファエル前派の芸術家たちによって
「赤毛」に新たな美が見いだされました。
特にロセッティは豊かな赤い髪に魅了されており、
彼のモデルを務めたエリザベス・シダルやアレクサ・ワイルディングは
いずれも赤毛の女性です。
そして彼の後半生において重要な位置を占めた女性ジェイン・モリスは
実際には黒に近いダークブラウンの髪の女性でしたが、
その彼女ですら時に赤い髪で描かれることがありました。
冒頭の作品は『プロセルピナ』の別バージョンですが、
ここでのジェインは赤い髪をしています。

そしてラファエル前派の画家たちが賞賛した「美女」というのも
当時の一般的な美女の規範から外れたもので、
著者はそれらの「美女」を「醜いあひるの子」と呼んでいます。
芸術家たちが「醜いあひるの子」たちを美しく描き出したことによって
彼女らは「白鳥」として世間一般に受け入れられるようになったのです。

この本で取り上げられている絵画作品の多くはヨーロッパ絵画なのですが、
「化粧する女」「髪を梳く女」などの題材で日本の浮世絵や近代日本画も取り上げられていて、
日本とヨーロッパの女性観の違いなども概観することが出来ます。

更に少女漫画の源流をラファエル前派やアール・ヌーヴォーなどに求める考察も
とても面白く読みました。

私が美術好きになった当初は世紀末象徴主義には関心がなかったのですが
(というよりもそういう知識がなかった)
世紀末の「ファム・ファタル」の髪に絡め取られ
世紀末世界から抜け出せなくなってしまったようです。

あひるの子


ミレイ あひるの子 1889


国立西洋美術館所蔵のこの作品は、国内で常時見ることの出来る数少ないミレイ作品です。

一連のいわゆる「ファンシー・ピクチャー」と呼ばれる作品の一つで、
特定の主題を描いたものではなく、
愛らしい少女の姿そのものを描き出した作品です。
モデルは誰であるか明らかではありません。

少女の足元にアヒルの親子が描かれていますが、
「あひるの子」というのは実際のアヒルの雛のことではなく、
少女自身を指しているように思えます。
そしてこの「あひるの子」という言葉から連想するのが
「醜いあひるの子」です。
この少女は愛らしい顔立ちで決して「醜く」はありませんが、
他のミレイ作品の少女が美しく整えられた髪をしているのに対し、
彼女の髪はあまり手入れが行き届いていないようです。
しかし少女の意志の強そうな瞳は、
やがて彼女が美しい白鳥に成長することを暗示しているかのように思えます。

占いを信じる? (今日のテーマ)

BlogPet 今日のテーマ 占いを信じる?
「朝の占いから雑誌の特集の占いまで。いろんなところに占いがあります。あなたは占いを信じますか?」
占いは特に信じていませんが、
ネット上の「○○占い」や「○○解析」というのは面白いので好きです。
特ににゃんにゃん解析はかわいい猫の画像が出てきて楽しいです。
自分でもファム・ファタル占い世紀末解析というのを作ってしまいました。
 

ジョン・エヴァレット・ミレイ展

去る9月5日に英国ヴィクトリア朝絵画の巨匠 ジョン・エヴァレット・ミレイ展を見ました。

今回の展覧会は先にロンドンとアムステルダムで開催されたもので、
日本国内でミレイ作品の本格的回顧展は初となります。


I ラファエル前派
1848年ロイヤル・アカデミーに在籍していたミレイは、
ウィリアム・ホルマン・ハント、ロセッティらと「ラファエル前派兄弟団」を結成します。
ラファエロ以前の素直で素朴な絵画を取り戻すことを目指し、
克明な自然描写と鮮やかな色彩で文学的な主題を描くのが
ラファエル前派兄弟団の特徴です。

この頃のミレイの作品を見てもそういった「ラファエル前派的」特徴がはっきりと見られます。


両親の家のキリスト 1849-50

「大工の仕事場」という別題がついている通り、
大工であるキリストの養父ヨセフの仕事場にいるキリストとマリアを中心とした聖家族の様子です。
しかしそれまで理想化して描かれるのが普通であった聖家族を
どこにでもいるような庶民の姿で描いたことに非難が浴びせられました。
ミレイは実際の大工の仕事場に通ってこの作品を仕上げたといいます。
中央の少年キリストは手に釘を刺してしまい泣いていますが、
これは将来磔刑につくことを暗示するものであり、
右端の少年(後の洗礼者ヨハネ)が傷を洗う水を持ってきているのは
キリストに洗礼を授けることを予告するものです。


木こりの娘 1850-51

木こりの娘と名士の息子の幼い恋を描いた詩に基づいた作品です。
木々の緑と少年の赤い服が鮮やかな対比を見せています。
葉の一つ一つまで丁寧に描かれ、ラファエル前派が目指した表現がここにも見受けられます。

『マリアナ』『オフィーリア』なども色彩の美しさ、細部に至るまで克明に描かれた画面など、
本物の作品の前でこそ味わえる感覚を満喫しました。
『マリアナ』についてはこちらをご覧ください。『オフィーリア』についてはこちらで取り上げています。
(2005年>水の中の百合)



II 物語と新しい風俗
1853年ミレイはロイヤル・アカデミー準会員に選ばれ、
ラファエル前派の活動から徐々に離れていきます。
題材も物語から取った中世を舞台にしたものから、
当時の風俗を描いたものが多くなっていきます。


III 唯美主義
唯美主義は19世紀後半の英国画壇を支配した思潮の一つで、
特定の主題を表現するというものではなく、
絵画作品そのものの美しさを追求して描かれるものです。


エステル 1863-65

エステルは旧約聖書に登場する人物で、
ヘブライ人でありながらペルシアの王妃となった女性です。
彼女は同胞を窮地から救った女傑とされていますが、
この作品ではそういった物語を描こうとしたのではなく、
ペルシアの王を魅了した彼女の美しさそのものを描いています。
黄色い衣裳がどことなく日本の着物を思わせます。


IV 大いなる伝統
1870年代以降も歴史的主題を扱った作品を数多く描いていますが、
ラファエル前派時代のものとは表現方法や主題がかなり異なっています。
細部の緻密な描写よりも、
画面全体の構成そのものに主力を注ぐように変化しています。
ミレイが作風を変化させた理由の一つに
結婚し8人の子供に恵まれたということもあげられます。
ラファエル前派様式の細密描写では作品を量産することは難しく、
家族を養うのが困難であるからです。


V ファンシー・ピクチャー
「ファンシー・ピクチャー」とは「空想的な絵」と言う意味で、
18世紀英国で流行した風俗画の一種です。
愛らしい女性や子供を仮装させるなどして空想的に描きました。


初めての説教 1863

ミレイが初めて手がけたファンシー・ピクチャーで
モデルは当時5歳の長女です。
この愛らしい作品は大いに人気を博し、
その後自分の子供をモデルにしたファンシー・ピクチャーを数多く描いています。

ファンシー・ピクチャーには実に愛らしい少女が描かれています。
これら少女の作品は後日詳しく取り上げてみたいと思います。


VI 上流階級の肖像
ミレイにとって肖像画は経済的安定の源であると同時に
画家としての成功を図る目安でもありました。
政治家・文人・貴婦人、そして自分の家族など
数多くの肖像画を残しています。


ハートは切り札 1872

モデルは実業家ウォルター・アームストロングの娘たちのエリザベス、ダイアナ、メアリーで、
彼女たちがトランプに興じる姿を描いています。
注文制作による肖像画ですが、
さりげない日常を切り取ったスナップ写真のような自然な雰囲気です。


VII スコットランド風景
ミレイはスコットランドの自然を愛し、数多くの風景画を残しています。
それらの作品の多くは荒涼とした自然を描いたもので
いわゆる「ピクチャレスク」な美しさはないのですが、
「自然」そのものが持つ力強さが画面から伝わってきます。


露にぬれたハリエニシダ 1889-90

それまでのミレイの作品と異なり薄もやに煙るような情景が印象的です。
写実よりも様式的表現の勝るこの作品を見て、
現代日本画の山水画を連想しました。


ミレイというと「ラファエル前派の画家」というイメージが強く、
画業の中期以降の作品についてはこれまであまり触れられることがありませんでしたが、
ファンシー・ピクチャーや肖像画を多く手がけるようになってからの彼の作品にも
鮮やかな色彩や丁寧な描写などラファエル前派時代と変わらぬ特徴が見て取れます。
ミレイの様々な作品をじっくりと楽しむことの出来る大変よい機会を与えていただきました。

千露で展覧しなかった(BlogPet)

きょう、千露で展覧しなかったー。
それで千露と屋敷も構成しなかったよ。

*このエントリは、ブログペットの「さつき」が書きました。

動物をなでたのは? (今日のテーマ)

BlogPet 今日のテーマ 動物をなでたのは?
「本日から動物愛護週間です。ここ最近であなたが動物をなでたのは何時ですか?それはどんな動物でしたか?」
昨日猫をなでました。
 
さっちゃんが「ニャオン」と一声鳴いて部屋へ入ってきて、
ベッド(物置と化している)の上でくつろぎ始めました。
あんまりかわいいので、なでました。
写真を撮ろうかと思ったのですが、
周りが乱雑なのでやめました。
最近携帯を新しくしてカメラの画質がよくなったので、
被写体が綺麗に撮れるのはいいのですが、
余計なものまでしっかり写りこんでしまうのです。

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