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Windflowers

美術・猫・本など興味ある事柄や日々の徒然を綴るブログです。

2008年11月の記事

猫の絵画館

猫の品格
浮世絵から近代絵画までアートになった愛くるしい猫たち

本書帯より

猫の絵画館  コロナブックス編集部 (編集)
江戸期から現代に至る日本絵画に登場する猫を紹介した本です。
まず表紙の猫(稲垣仲静:画)の悩ましげな視線と優美な姿態に魅了されます。
私はこの表紙を遠くから見かけた瞬間一目ぼれしてしまい、
即決でこの本を購入しました。
両前足をきちんとそろえ、しっぽを「くるん」と前足の上に乗せた
「エジプトの女神様ポーズ」は
猫を気高く見せてくれるポーズだと思います。

第1章 凝視する可憐な猫たち
竹内栖鳳、菱田春草、速水御舟などの名作を始め、
近代日本画の猫作品が紹介されています。

第2章 ナルシストの近代の猫たち
どちらかといえば知られざる画家たちの描いた魅力的な猫たちです。
近代日本画・洋画が築き上げた世界の豊かさに魅了されます。

第3章 江戸から明治時代の繊細な猫たち
南画・四条派などの画家の描く個性的な表情の猫たちです。
いずれも独特のポーズがユーモラスな味わいを醸し出しています。

第4章 愛くるしい錦絵の猫たち
江戸から明治初期にかけて描かれた錦絵です。
華やかな色彩で彩られた美人と戯れる猫は実に愛らしい姿をしています。

第5章 戯れつくユーモアたっぷりの猫たち
柳腰の浮世絵美女としなやかな猫は実に絵になります。

第6章 妖怪になった猫たち
愛らしいだけが日本の猫の姿ではありません。
恐ろしくも魅惑的な化け猫たちがここでは登場します。

第7章 擬人化された猫たち
歌川国芳描く擬人化された猫たちは可愛くて楽しい猫ばかりです。
見ているだけで幸せな気持ちになれます。

日本の画家たちの猫に向ける愛情を感じる一冊です。
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