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Windflowers

美術・猫・本など興味ある事柄や日々の徒然を綴るブログです。

2009年05月の記事

撮影(BlogPet)

きのうさつきが、千露と撮影萬翠荘バラ展を展示しなかったー。

*このエントリは、ブログペットの「さつき」が書きました。
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ルドゥーテの薔薇 vol.10


ロサ・カニーナ・ブルボニアーナ

現在ブルボン・ローズと呼ばれている種類のバラの基本となった種です。
「ブルボン」の名は1817年にフランス領ブルボン島(現レユニオン島)で発見されたことから
そのように呼ばれるようになりました。

ブルボン・ローズはオータム・ダマスクにオールド・ブラッシュが自然交配したものと考えられています。
このブルボン系のバラはこの後出現するオールド・ローズの基本となりました。

交配が進んだ「オールド・ローズ」が出現したのはルドゥーテの死後です。
彼の描いた『バラ図譜』は多様な発展を遂げる前のバラの歴史の記録として重要な位置を占めています。

ルドゥーテの薔薇 vol.9


ロサ・インディカ・ウルガーリス

現在ではオールド・ブラッシュと呼ばれている品種です。
アイルランド民謡The last rose of summer(夏の名残のバラ)に歌われているのはこのバラといわれています。

18世紀末から19世紀初頭にかけて中国産のバラ(チャイナ・ローズ)が
ヨーロッパにもたらされました。
チャイナ・ローズの最大の特色は四季咲き性を持つところです。
それまでヨーロッパで栽培されていたバラはオータム・ダマスクなどを除くと
ほとんど春から初夏だけの一季咲きでした。

ルドゥーテは18種類のチャイナ・ローズを描いています。
現在では「ロサ・キネンシス」(中国のバラ)という学名で呼ばれていますが、
当時インドを経由してヨーロッパへもたらされたため「ロサ・インディカ」(インドのバラ)と呼ばれました。


ロサ・インディカ

現在スレイターズ・クリムソン・チャイナと呼ばれている品種です。
クリムソンの名にふさわしい深紅のバラです。

県連想シリーズ! (今日のテーマ)

BlogPet 今日のテーマ 県連想シリーズ!
「「大分県」で連想するものは?」
●温泉
●うみたまご(水族館)
●石仏    です。

私の住む地域から大分県は近いのですが、
まだ石仏は見たことがありません。

お風呂タイム! (今日のテーマ)

BlogPet 今日のテーマ お風呂タイム!
「あなたのささやかな楽しみはなんですか?」
●猫を抱っこすること。
●猫を撫でること。
●猫の匂いを嗅ぐこと。
●猫の肉球をぷにぷにすること。 です。

上記のことをしているときは本当にささやかな幸せを感じます。

千露で撮影するはずだった(BlogPet)

さつきは、千露で撮影するはずだった。

*このエントリは、ブログペットの「さつき」が書きました。

ころころりんのうらめしや~


近頃さっちゃんは私の部屋をくつろぎの場としたようで、
毎日食べるときと外へ出かけるとき以外は部屋で過ごしています。

気温が上がってくるとうつぶせや横向きではなく仰向けになっている姿を目撃します。
この写真を撮ったときはちょうど手の形が「うらめしや~」になっていました。
ふかふかのお腹に顔をうずめたくなります。

もう少し暑くなれば大の字になって眠るようになるのですが、
その頃まで私の部屋にいるかどうかは分かりません。

ルドゥーテの薔薇 vol.8


ロサ・ムスコーサ・ムルティプレックス

ここに描かれているのは「モス・ローズ」と呼ばれる種類のバラです。
密生する刺や腺毛の様子が苔(モス)を思わせることから名づけられました。

モス・ローズにはケンティフォリア・ローズから派生したものと
ダマスク・ローズから派生したものがあり、
上の作品はケンティフォリア系から最初に派生したもので、
現在コモン・モスと呼ばれている品種と考えられています。


5月15日撮影

ルドゥーテの絵からは大輪の花の印象を受けますが、
実際の花は小ぶりです。
現代バラとは一味違う繊細な魅力をコモン・モスからは感じます。

ルドゥーテの薔薇 vol.7


ロサ・アルバ・フローレ・プレーノ

アルバ・ローズはガリカ・ローズ、ダマスク・ローズと並ぶ古代種です。
古くから栽培されてきたバラですが、その由来ははっきりとはしていません。

「アルバ」とは聖職者が身にまとう白い長衣を意味します。
その名の通りアルバ・ローズは白が多いのですが、
品種によっては薄いピンク色をしたものもあります。
白いアルバ・ローズはキリスト教では純潔の象徴とされました。

上の「フローレ・プレーノ」とは「八重咲き」を意味しますが、
ルドゥーテの描いたバラは花芯の見える半八重咲きで、
現在では「セミ・プレナ」と呼ばれているものではないかと考えられています。

アルバ・セミ・プレナは16世紀以前にはすでにヨーロッパで栽培されていた品種で、
海の泡から生まれたヴィーナスとともに生まれた花であるとの伝説もあります。


ボッティチェリ ヴィーナスの誕生(部分)

作中ではややピンクがかった色に描かれていますが、
このバラはアルバ・セミ・プレナと考えられています。

残念ながら私はまだこのアルバ・セミ・プレナの実物を見たことがありません。
清楚な姿とともに繊細な香りを一度楽しんでみたいものです。

ルドゥーテの薔薇 vol.6


ロサ・ケンティフォリア・ブラータ

「薔薇空間」図録の背表紙にも用いられている作品です。
このバラは縮れた葉が特徴で別名レタス・ローズと呼ばれます。


5月15日撮影

萬翠荘バラ展にて展示されていたロサ・ケンティフォリア・ブラータです。
サニーレタスのような縮れた葉の様子が分かると思います。


5月15日撮影

鉢植えのロサ・ケンティフォリア・ブラータです。
とても濃厚な香りです。
ケンティフォリア・ローズから抽出される精油は香水などに使用されます。