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Windflowers

美術・猫・本など興味ある事柄や日々の徒然を綴るブログです。

2009年05月の記事

ルドゥーテの薔薇 vol.3


ロサ・ガリカ・アガタ・プロリフェラ

「プロリフェラ」とは「繁殖する」「増殖する」という意味で、
花の中から新たに芽が出ている様子を指して名づけられたと考えられています。

先日新聞を読んでいたときにちょうどこのルドゥーテの作品のように
花から芽が出ているバラの記事を見つけました。

ルドゥーテ『バラ図譜』にはこのように花から芽吹いているバラは3種類あります。
上の作品は葉が出ているだけですが、後の2点には蕾をつけた様子が描かれています。

 ロサ・ダマスケーナ・セルシアナ・プロリフェラ

 ロサ・ケンティフォリア・プロリフェラ・フォリアケア

これらは現在では突然変異とされていますが、
ルドゥーテの時代においては新たな種と考えられており、
その珍しさから極めて高価で取引されました。

花の中央から蕾が出ているバラの記事はこちらです。

ルドゥーテの描く「プロリフェラ」だけを見ていると、
まるで空想世界の植物のようにも思えるのですが、
このような現象を写した写真があるのを知って、
これが現実を映したものであることがよくわかりました。
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