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Windflowers

美術・猫・本など興味ある事柄や日々の徒然を綴るブログです。

2009年05月の記事

ルドゥーテの薔薇 vol.5


ロサ・ケンティフォリア

「ケンティフォリア」とは「100枚の花弁を持つ」という意味です。
ケンティフォリア・ローズは16世紀頃オランダで出現したと考えられています。
それまでのガリカ・ローズやダマスク・ローズと比べると大振りな花と花弁の多さが特徴です。
花の形から「キャベツ・ローズ」とも呼ばれます。
大輪の花だけではなく、香りも素晴らしく
ダマスク・ローズと並んで薔薇油を抽出できる品種です。

18世紀から19世紀初頭にかけて多くの画家がこのバラを描いたため、
ケンティフォリア・ローズは「画家のバラ」と称されました。
様々なバラの描かれているルドゥーテ『バラ図譜』の中でも
『ロサ・ケンティフォリア』は一際華麗な作品になっています。


ヴィジェ=ルブラン 薔薇を持つマリー・アントワネットの肖像

画中で王妃が手にしているバラもケンティフォリア・ローズです。
当時の宮廷でいかにケンティフォリア・ローズが愛されていたかを示すものだと思います。
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