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Windflowers

美術・猫・本など興味ある事柄や日々の徒然を綴るブログです。

2009年05月の記事

ルドゥーテの薔薇 vol.7


ロサ・アルバ・フローレ・プレーノ

アルバ・ローズはガリカ・ローズ、ダマスク・ローズと並ぶ古代種です。
古くから栽培されてきたバラですが、その由来ははっきりとはしていません。

「アルバ」とは聖職者が身にまとう白い長衣を意味します。
その名の通りアルバ・ローズは白が多いのですが、
品種によっては薄いピンク色をしたものもあります。
白いアルバ・ローズはキリスト教では純潔の象徴とされました。

上の「フローレ・プレーノ」とは「八重咲き」を意味しますが、
ルドゥーテの描いたバラは花芯の見える半八重咲きで、
現在では「セミ・プレナ」と呼ばれているものではないかと考えられています。

アルバ・セミ・プレナは16世紀以前にはすでにヨーロッパで栽培されていた品種で、
海の泡から生まれたヴィーナスとともに生まれた花であるとの伝説もあります。


ボッティチェリ ヴィーナスの誕生(部分)

作中ではややピンクがかった色に描かれていますが、
このバラはアルバ・セミ・プレナと考えられています。

残念ながら私はまだこのアルバ・セミ・プレナの実物を見たことがありません。
清楚な姿とともに繊細な香りを一度楽しんでみたいものです。
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