バラの名前 vol.10 ピエール・ド・ロンサール

5月12日撮影
ピエール・ド・ロンサールは1987年にフランスで作出されたつるバラです。
淡いピンクの花ですが、花の外側に行くに連れて色が白くなっていきます。
このバラは蕾のとき、咲き始め、満開になったときで様々に表情を変えるのが魅力で、
オールドローズの持つ典雅な美しさとモダンローズの華麗な美しさを併せ持つ花といえます。
あらゆるバラの品種の中でどれが一番好きか問われれば
今のところはピエール・ド・ロンサールです。

5月15日撮影
可愛い人よ 見に行こう
今朝 陽をあびて 紅い(くれない)の
衣をといた 薔薇の花
からくれないの 重なりも
あなたにも似た 顔容(かんばせ)も
あせるにあるか 今宵いま。
ピエール・ド・ロンサール『カッサンドルへのオード』より
「ピエール・ド・ロンサール」とは16世紀のフランスの詩人で
上に挙げた『カッサンドルへのオード』は
フランスにおいて「薔薇」を詠った詩といえばまず思い浮かぶものとされています。
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