展覧会回顧2009
今年も様々な展覧会が開催されました。
地方のそのまた僻地在住のためなかなか行く機会が作れないのが大変残念ですが、
それでもどうしても見てみたいものだけは時間を作って行きました。
薔薇空間 宮廷画家ルドゥーテとバラに魅せられた人々
4月10日:愛媛県美術館
2008年に東京で開催されたルドゥーテの『バラ図譜』を始めとする展覧会を松山で見ることが出来るとは思わなかったので、とても嬉しかったです。
数あるボタニカルアートの中でもルドゥーテの薔薇は格別だと思います。
藤城清治 光と影の世界展
8月28日:京都文化博物館
2008年に松山で開催された展覧会だったのですが、そのときは都合が合わず行けませんでした。
今回京都で見ることが出来てよかったと思っています。
単純に展示しているだけではなく、水を張って水面に映す形をとったり、万華鏡のように見せる形をとったりした展示法がユニークだったと思います。
そして何より猫がよく登場するのが見ていて楽しいです。
ルーヴル美術館展―17世紀ヨーロッパ絵画―
8月28日:京都市美術館
こちらはフェルメール『レースを編む女』を見たくて行ったようなものですが、
一番印象に残っているのはカルロ・ドルチの受胎告知の『聖母』と『天使』です。
そしてル・ナン兄弟『農民の家族』にさりげなく描かれている猫に心惹かれました。
ルーヴル美術館展 美の宮殿の子どもたち
8月28日:国立国際美術館
「子ども」をテーマにした作品を時代・ジャンルを超えて展示するという企画が優れていると思いました。
天使やプットとして描かれた子ども、貴族の子ども、市民の子ども、市井の子ども
…どれもそれぞれに魅力的でした。
戦国武将伝―信長・秀吉・家康・政宗ゆかりの品々―
9月20日:宇和島市立伊達博物館
宇和島伊達文化保存会所蔵の文物を中心に京都:大徳寺・南禅寺に納められている貴重な品が展示されました。
こういったものを地方で見る機会が作られるのはよいことだと思います。
広重と北斎の東海道五十三次と浮世絵名品展
10月17日:愛媛県歴史文化博物館
今回『東海道五十三次』を初めて通して見ました。
賑やかで戯画的な絵もあれば、しっとりと叙情豊かな絵もあってとても楽しめました。
版元などの名前をさりげなく入れるという遊び心にも広重のエスプリを感じます。
しかしこの展覧会で一番気に入った作品は
歌川芳藤『子猫あつまって大猫となる』です。
ルートヴィヒ美術館所蔵 ピカソと20世紀美術の巨匠たち
10月30日:愛媛県美術館
この展覧会では20世紀美術の多様性を感じました。
あまり20世紀美術は見ないほうなのですが楽しんでみることが出来ました。
昔きものコレクション展 作品展
10月30日:萬翠荘
明治から昭和初期にかけての花嫁衣裳・振袖・銘仙などの展示会でした。
大正期に建てられた本格フランス式の洋館に飾られたアンティーク着物の数々にしばし現実を忘れ浪漫の世界に浸ってしまいました。
福沢一郎・田中忠雄 二人展
11月16日:ギャルリー ラ・メール(宇和島市)
新聞記事で偶然見つけ好みの内容だったので行ってみました。
福沢一郎は主にギリシア神話を、田中忠雄は主に聖書を題材に描いています。
福沢の『レダと白鳥』は逃げるレダを追う白鳥(ゼウス)という独創的な構図が印象的でした。
田中の聖書の場面の数々はルオーを思わせる重厚なマチエールに引き込まれました。
ボルゲーゼ美術館展
12月4日:京都国立近代美術館
ボルゲーゼ美術館の名品がまとまって日本で展示された初の展覧会でした。
ルネサンス~マニエリスム~バロックと時代を追っていく形で展示されていましたが、
やっぱり私はルネサンスが一番好きだなと感じました。
日本とのつながりを示す特別展示「支倉常長と遣欧使節」(正式なタイトルを忘れてしまいました)はよい企画だと思いました。
イメージの魔術師 エロール・ル・カイン展
12月4日:美術館「えき」KYOTO
これは京都・岡崎の街角でパンフレットを偶然見かけて行ってみたものです。
正統派の英国調絵本の挿絵からアール・ヌーヴォー調、オリエンタル調など
作品ごとに異なる世界を作り出す、まさに「イメージの魔術師」でした。
来る2010年も機会を作って色々な展覧会に行きたいと思います。
地方のそのまた僻地在住のためなかなか行く機会が作れないのが大変残念ですが、
それでもどうしても見てみたいものだけは時間を作って行きました。
薔薇空間 宮廷画家ルドゥーテとバラに魅せられた人々
4月10日:愛媛県美術館
2008年に東京で開催されたルドゥーテの『バラ図譜』を始めとする展覧会を松山で見ることが出来るとは思わなかったので、とても嬉しかったです。
数あるボタニカルアートの中でもルドゥーテの薔薇は格別だと思います。
藤城清治 光と影の世界展
8月28日:京都文化博物館
2008年に松山で開催された展覧会だったのですが、そのときは都合が合わず行けませんでした。
今回京都で見ることが出来てよかったと思っています。
単純に展示しているだけではなく、水を張って水面に映す形をとったり、万華鏡のように見せる形をとったりした展示法がユニークだったと思います。
そして何より猫がよく登場するのが見ていて楽しいです。
ルーヴル美術館展―17世紀ヨーロッパ絵画―
8月28日:京都市美術館
こちらはフェルメール『レースを編む女』を見たくて行ったようなものですが、
一番印象に残っているのはカルロ・ドルチの受胎告知の『聖母』と『天使』です。
そしてル・ナン兄弟『農民の家族』にさりげなく描かれている猫に心惹かれました。
ルーヴル美術館展 美の宮殿の子どもたち
8月28日:国立国際美術館
「子ども」をテーマにした作品を時代・ジャンルを超えて展示するという企画が優れていると思いました。
天使やプットとして描かれた子ども、貴族の子ども、市民の子ども、市井の子ども
…どれもそれぞれに魅力的でした。
戦国武将伝―信長・秀吉・家康・政宗ゆかりの品々―
9月20日:宇和島市立伊達博物館
宇和島伊達文化保存会所蔵の文物を中心に京都:大徳寺・南禅寺に納められている貴重な品が展示されました。
こういったものを地方で見る機会が作られるのはよいことだと思います。
広重と北斎の東海道五十三次と浮世絵名品展
10月17日:愛媛県歴史文化博物館
今回『東海道五十三次』を初めて通して見ました。
賑やかで戯画的な絵もあれば、しっとりと叙情豊かな絵もあってとても楽しめました。
版元などの名前をさりげなく入れるという遊び心にも広重のエスプリを感じます。
しかしこの展覧会で一番気に入った作品は
歌川芳藤『子猫あつまって大猫となる』です。
ルートヴィヒ美術館所蔵 ピカソと20世紀美術の巨匠たち
10月30日:愛媛県美術館
この展覧会では20世紀美術の多様性を感じました。
あまり20世紀美術は見ないほうなのですが楽しんでみることが出来ました。
昔きものコレクション展 作品展
10月30日:萬翠荘
明治から昭和初期にかけての花嫁衣裳・振袖・銘仙などの展示会でした。
大正期に建てられた本格フランス式の洋館に飾られたアンティーク着物の数々にしばし現実を忘れ浪漫の世界に浸ってしまいました。
福沢一郎・田中忠雄 二人展
11月16日:ギャルリー ラ・メール(宇和島市)
新聞記事で偶然見つけ好みの内容だったので行ってみました。
福沢一郎は主にギリシア神話を、田中忠雄は主に聖書を題材に描いています。
福沢の『レダと白鳥』は逃げるレダを追う白鳥(ゼウス)という独創的な構図が印象的でした。
田中の聖書の場面の数々はルオーを思わせる重厚なマチエールに引き込まれました。
ボルゲーゼ美術館展
12月4日:京都国立近代美術館
ボルゲーゼ美術館の名品がまとまって日本で展示された初の展覧会でした。
ルネサンス~マニエリスム~バロックと時代を追っていく形で展示されていましたが、
やっぱり私はルネサンスが一番好きだなと感じました。
日本とのつながりを示す特別展示「支倉常長と遣欧使節」(正式なタイトルを忘れてしまいました)はよい企画だと思いました。
イメージの魔術師 エロール・ル・カイン展
12月4日:美術館「えき」KYOTO
これは京都・岡崎の街角でパンフレットを偶然見かけて行ってみたものです。
正統派の英国調絵本の挿絵からアール・ヌーヴォー調、オリエンタル調など
作品ごとに異なる世界を作り出す、まさに「イメージの魔術師」でした。
来る2010年も機会を作って色々な展覧会に行きたいと思います。
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