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Windflowers

美術・猫・本など興味ある事柄や日々の徒然を綴るブログです。

2009年12月の記事

展覧会回顧2009

今年も様々な展覧会が開催されました。
地方のそのまた僻地在住のためなかなか行く機会が作れないのが大変残念ですが、
それでもどうしても見てみたいものだけは時間を作って行きました。

薔薇空間  宮廷画家ルドゥーテとバラに魅せられた人々
 4月10日:愛媛県美術館

2008年に東京で開催されたルドゥーテの『バラ図譜』を始めとする展覧会を松山で見ることが出来るとは思わなかったので、とても嬉しかったです。
数あるボタニカルアートの中でもルドゥーテの薔薇は格別だと思います。

藤城清治 光と影の世界展
 8月28日:京都文化博物館

2008年に松山で開催された展覧会だったのですが、そのときは都合が合わず行けませんでした。
今回京都で見ることが出来てよかったと思っています。
単純に展示しているだけではなく、水を張って水面に映す形をとったり、万華鏡のように見せる形をとったりした展示法がユニークだったと思います。
そして何より猫がよく登場するのが見ていて楽しいです。

ルーヴル美術館展―17世紀ヨーロッパ絵画―
 8月28日:京都市美術館

こちらはフェルメール『レースを編む女』を見たくて行ったようなものですが、
一番印象に残っているのはカルロ・ドルチの受胎告知の『聖母』と『天使』です。
そしてル・ナン兄弟『農民の家族』にさりげなく描かれている猫に心惹かれました。

ルーヴル美術館展 美の宮殿の子どもたち
 8月28日:国立国際美術館

「子ども」をテーマにした作品を時代・ジャンルを超えて展示するという企画が優れていると思いました。
天使やプットとして描かれた子ども、貴族の子ども、市民の子ども、市井の子ども
…どれもそれぞれに魅力的でした。

戦国武将伝―信長・秀吉・家康・政宗ゆかりの品々―
 9月20日:宇和島市立伊達博物館

宇和島伊達文化保存会所蔵の文物を中心に京都:大徳寺・南禅寺に納められている貴重な品が展示されました。
こういったものを地方で見る機会が作られるのはよいことだと思います。

広重と北斎の東海道五十三次と浮世絵名品展 
 10月17日:愛媛県歴史文化博物館

今回『東海道五十三次』を初めて通して見ました。
賑やかで戯画的な絵もあれば、しっとりと叙情豊かな絵もあってとても楽しめました。
版元などの名前をさりげなく入れるという遊び心にも広重のエスプリを感じます。
しかしこの展覧会で一番気に入った作品は
歌川芳藤『子猫あつまって大猫となる』です。

ルートヴィヒ美術館所蔵 ピカソと20世紀美術の巨匠たち
 10月30日:愛媛県美術館

この展覧会では20世紀美術の多様性を感じました。
あまり20世紀美術は見ないほうなのですが楽しんでみることが出来ました。

昔きものコレクション展 作品展
 10月30日:萬翠荘

明治から昭和初期にかけての花嫁衣裳・振袖・銘仙などの展示会でした。
大正期に建てられた本格フランス式の洋館に飾られたアンティーク着物の数々にしばし現実を忘れ浪漫の世界に浸ってしまいました。

福沢一郎・田中忠雄 二人展
 11月16日:ギャルリー ラ・メール(宇和島市)

新聞記事で偶然見つけ好みの内容だったので行ってみました。
福沢一郎は主にギリシア神話を、田中忠雄は主に聖書を題材に描いています。
福沢の『レダと白鳥』は逃げるレダを追う白鳥(ゼウス)という独創的な構図が印象的でした。
田中の聖書の場面の数々はルオーを思わせる重厚なマチエールに引き込まれました。

ボルゲーゼ美術館展
 12月4日:京都国立近代美術館

ボルゲーゼ美術館の名品がまとまって日本で展示された初の展覧会でした。
ルネサンス~マニエリスム~バロックと時代を追っていく形で展示されていましたが、
やっぱり私はルネサンスが一番好きだなと感じました。
日本とのつながりを示す特別展示「支倉常長と遣欧使節」(正式なタイトルを忘れてしまいました)はよい企画だと思いました。

イメージの魔術師 エロール・ル・カイン展
 12月4日:美術館「えき」KYOTO

これは京都・岡崎の街角でパンフレットを偶然見かけて行ってみたものです。
正統派の英国調絵本の挿絵からアール・ヌーヴォー調、オリエンタル調など
作品ごとに異なる世界を作り出す、まさに「イメージの魔術師」でした。


来る2010年も機会を作って色々な展覧会に行きたいと思います。
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12月30日のさつき占い (BlogPet)

さつきが占ってあげるね。

今日は「メインサイト運不調かも」だよ。
時間が出来たらメインサイトの記事としてUPしたいと思っているでしょう
「さつき占い」はどうやら当たっているようです。

今年のメインサイトの更新はたまにブログの過去記事を再編集してUPする程度になっており、それも年度後半には途切れがちになってしまいました。
まだまだ取り上げてみたい題材はあるので、来る2010年は少しずつでも新しいコンテンツを作ってみたいと思っています。

まだ間に合う! (今日のテーマ)

BlogPet 今日のテーマ まだ間に合う!
「今年やり残していることは?」
●年賀状書き(これは後4~5枚程度なのですがまだ未完です。)
●展覧会の感想
いまさらブログ記事というのも何なので、時間が出来たらメインサイトの記事としてUPしたいと思っています。
今年の展覧会総括は明日明後日にはやりたいと思います。
●部屋の掃除
片付けても片付けてもいつの間にか散らかっています。
●猫とのスキンシップ
さっちゃんとは同じ家に住んでいながら下手すると今年いっぱい会えないかもしれません。
金さんは噛み付く引っかくなのでスキンシップには不向きです。
●新猫ブログデビュー
実は一月ほど前からわが家に住み着いている猫がいます。


12月27日のさつき占い (BlogPet)

さつきが占ってあげるね。

今日は「最後運絶好調」だよ。
そろそろ本気を出して最後も書かなくてはなるでしょう
さつきさんに「最後運絶好調」といわれたからには、今日こそは年賀状を書かなくてはなりません。
私の場合学生時代の友人や幼馴染、また近しい親族にしか書かないので、
あまり年賀状の枚数は多くはないのですが、それでもエンジンがかかるのに時間がかかります。

12月25日のさつき占い (BlogPet)

さつきが占ってあげるね。

今日は「昼寝運よさそう」だよ。
きょうは、昼寝をするためにあるような日です
今日は今年最後の休日です。
出来るものならゆっくりと昼寝をしたいのですが、しなくてはならない用事がたくさんあります。
今日中に銀行や買い物に行かなくては、あとは行く日がありません。
そろそろ本気を出して年賀状も書かなくてはなりません。

ゆっくり昼寝ができるのは年明けになりそうです。

メリークリスマス! (今日のテーマ)

BlogPet 今日のテーマ メリークリスマス!
「枕元にプレゼントはありましたか?」
今年はありませんでしたが、数年前にはさっちゃんからプレゼントがありました。

枕元ではなかったのですが、部屋の中に「マウス」が置いてあったのです。
この「マウス」はパソコン操作に使うマウスではもちろんありません。
有名な某キャラクターでもありません。
仲良くケンカしているほうの一方でもありません。

さっちゃんが私にプレゼントをくれたということは大変嬉しかったのですが、
お気持ちだけありがたく頂戴して、マウスとは生ゴミの日にさようならしました。

寒い一日でした

今日は非常に寒い一日で、この冬初めて日中に暖房を入れました。
さっちゃんもひざ掛け毛布を敷いた上にボールのようになって寝ていました。
今は起きて「駆け巡る青春」しています。

部屋の片づけをしたので、ついでにクリスマスディスプレイをしました。



去年はやらなかったので2年ぶりになりますが、
これをするといよいよ年の瀬だということを実感します。

はじめての猫カフェ

先日京都で初めて「猫カフェ」へ行きました。
猫カフェには一度行ってみたいと思いつつもなかなか行く機会がなかったのです。
(いつも駆け足の旅行なので…)

今回行ったのは京都猫カフェ ねこ会議です。

こちらの猫たちは元のら猫や里子に出された猫などで
いわゆる血統書つきの猫はいません。
「不幸な猫を減らそう」というしっかりとしたポリシーを持っているところにとても好感を持ちました。



店内中央にはキャットタワーがあって猫たちはそこで遊んだり眠ったりしています。
本棚には猫関連の書籍・雑誌・絵本がたくさん置かれています。



こちらのお店は御池通沿いのビルの2階にあります。
通りを見下ろすカウンターに佇む猫の後姿に心和みました。
何か物思いに耽っているようにも見えます。



私が行ったのは午後だったので猫たちの多くはお昼寝タイムでした。
でも元気に遊んでいる猫たちもいて、見ているだけで楽しめました。
私はなかなか上手に遊ばせることが出来なかったのですが、
お店のスタッフや常連さんらしいお客さんは実に上手に猫たちを遊ばせていました。

1時間の滞在でしたがとても心癒されるひと時でした。

京都・レトロ喫茶

先日京都へ行ったのは展覧会が目的だったのですが、
他にも京都では様々な楽しみがありました。

京都へ到着して最初に行ったのがイノダコーヒ本店です。
京都駅から堺町三条にある店舗まで歩いていきました。
京都は町並みの中にさりげなく古都の香りのする建物があるので
普通の街を歩いているだけでも様々な発見があって楽しいです。

イノダコーヒ本店へ行くのは3度目なのですが、
今回初めてメモリアル席へ入りました。



メモリアル席は開店当初の面影を残している空間で、
昔使われていた道具の数々がディスプレイされています。
まるで珈琲資料館のような雰囲気の中モーニングセットを頂くのは特別な感覚になります。

その後三条通~岡崎(京都国立近代美術館)にて展覧会を見たあと、
神宮道を下り青蓮院、円山公園を経て高台寺、建仁寺を拝観後昼食をとりました。

食後行ったのが河原町の喫茶店 築地 です。
以前から一度行ってみたいと思っていたのですが、今回初めて行くことが出来ました。

「築地」の名は新劇運動の拠点であった「築地小劇場」に由来しています。
店内に入るとウインナーワルツの音色に迎えられ、別世界へ来たかのようです。





こちらは2階席の様子です。私はこの空間を独り占めでした。
椅子やテーブルを始め数々の調度品の美しさにしばし見入っていました。
「築地」ではホットコーヒーといえばウインナーコーヒーが出てきます。
京都で最初にウインナーコーヒーを出したのがここだということです。

今回は余裕を持たせた日程にしたのでゆっくりお茶を楽しむことが出来ました。
京都にはレトロ喫茶のほかにも様々な魅力的なカフェがあるので
一度カフェめぐりもしてみたいものです。

千露のそばが強行された(BlogPet)

きょうは、千露のそばが強行された!

*このエントリは、ブログペットの「さつき」が書きました。