宝鏡寺
京都・堀川寺之内にある宝鏡寺は人形の寺として知られ、毎年春と秋に一般公開されています。
宝鏡寺は歴代皇女が住持を務めた門跡寺院で、
代々の皇女たちの人形が納められています。
また幕末の皇女和宮も一時宝鏡寺に居住したことがあり、
彼女が幼少の頃遊んだ鶴亀の庭は今も当時のまま残っています。
玄関を入って最初の部屋が「使者の間」で、
往時は来客はまずこの部屋に通されました。
この部屋には和宮を再現した等身大の人形が置かれていました。
続いて本堂には現代の画家河股幸和による四季を表した襖絵があります。
最初の部屋は鹿と葡萄で「夏」を表しています。
一般に鹿と組み合わされるのは紅葉が多いのですが、
こちらでは瑞々しい葡萄と組み合わされ涼しげな印象でした。
鹿の毛並みなども思わず触ってみたくなるようでした。
この部屋には和宮ゆかりの品々なども展示されていました。
中央の部屋は本尊聖観世音菩薩(秘仏)が安置されています。
この像は鏡を手にした珍しい姿で宝鏡寺の名前の由来となっています。
廻廊を渡り阿弥陀堂を経て書院へ至ります。
書院には円山応挙の孫応震による『四季耕作図』襖絵があります。
代掻き→田植え→草取り→稲刈り→脱穀と
米が出来るまでのプロセスが四季折々の風物ともに描かれ
実際の農業を知らない高貴な人々に
どうやって米が出来ているのかを知らせる作品となっています。
書院には応挙の杉戸絵があります。
片面には雌雄の雉が描かれ、
もう片面には子犬が描かれています。
この子犬の愛らしさは比類ないもので、本当にコロコロと動き出しそうです。
廊下には歴代皇女の人形が展示されています。
万勢伊(ばんぜい)さんと呼ばれる皇女に仕えた女性をかたどった人形にはおつきの人形もいます。
孝明さんは孝明天皇の幼少時代の姿をかたどった人形で、
三頭身の可愛らしい姿で表されています。
このほか元禄雛・享保雛・有職雛など時代ごとのひな人形もありました。
これらの展示されている部屋の襖絵は桜と犬で「春」を表しています。
犬の目の可愛らしさに思わず心ときめきました。
宝鏡寺は小さな寺なのですが、とても優雅で風流な場所です。
縁側から庭を眺めてのんびりしたくなるようなお寺でした。
宝鏡寺は歴代皇女が住持を務めた門跡寺院で、
代々の皇女たちの人形が納められています。
また幕末の皇女和宮も一時宝鏡寺に居住したことがあり、
彼女が幼少の頃遊んだ鶴亀の庭は今も当時のまま残っています。
玄関を入って最初の部屋が「使者の間」で、
往時は来客はまずこの部屋に通されました。
この部屋には和宮を再現した等身大の人形が置かれていました。
続いて本堂には現代の画家河股幸和による四季を表した襖絵があります。
最初の部屋は鹿と葡萄で「夏」を表しています。
一般に鹿と組み合わされるのは紅葉が多いのですが、
こちらでは瑞々しい葡萄と組み合わされ涼しげな印象でした。
鹿の毛並みなども思わず触ってみたくなるようでした。
この部屋には和宮ゆかりの品々なども展示されていました。
中央の部屋は本尊聖観世音菩薩(秘仏)が安置されています。
この像は鏡を手にした珍しい姿で宝鏡寺の名前の由来となっています。
廻廊を渡り阿弥陀堂を経て書院へ至ります。
書院には円山応挙の孫応震による『四季耕作図』襖絵があります。
代掻き→田植え→草取り→稲刈り→脱穀と
米が出来るまでのプロセスが四季折々の風物ともに描かれ
実際の農業を知らない高貴な人々に
どうやって米が出来ているのかを知らせる作品となっています。
書院には応挙の杉戸絵があります。
片面には雌雄の雉が描かれ、
もう片面には子犬が描かれています。
この子犬の愛らしさは比類ないもので、本当にコロコロと動き出しそうです。
廊下には歴代皇女の人形が展示されています。
万勢伊(ばんぜい)さんと呼ばれる皇女に仕えた女性をかたどった人形にはおつきの人形もいます。
孝明さんは孝明天皇の幼少時代の姿をかたどった人形で、
三頭身の可愛らしい姿で表されています。
このほか元禄雛・享保雛・有職雛など時代ごとのひな人形もありました。
これらの展示されている部屋の襖絵は桜と犬で「春」を表しています。
犬の目の可愛らしさに思わず心ときめきました。
宝鏡寺は小さな寺なのですが、とても優雅で風流な場所です。
縁側から庭を眺めてのんびりしたくなるようなお寺でした。
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