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Windflowers

美術・猫・本など興味ある事柄や日々の徒然を綴るブログです。

2010年02月の記事

宝鏡寺

京都・堀川寺之内にある宝鏡寺は人形の寺として知られ、毎年春と秋に一般公開されています。

宝鏡寺は歴代皇女が住持を務めた門跡寺院で、
代々の皇女たちの人形が納められています。
また幕末の皇女和宮も一時宝鏡寺に居住したことがあり、
彼女が幼少の頃遊んだ鶴亀の庭は今も当時のまま残っています。

玄関を入って最初の部屋が「使者の間」で、
往時は来客はまずこの部屋に通されました。
この部屋には和宮を再現した等身大の人形が置かれていました。

続いて本堂には現代の画家河股幸和による四季を表した襖絵があります。
最初の部屋は鹿と葡萄で「夏」を表しています。
一般に鹿と組み合わされるのは紅葉が多いのですが、
こちらでは瑞々しい葡萄と組み合わされ涼しげな印象でした。
鹿の毛並みなども思わず触ってみたくなるようでした。
この部屋には和宮ゆかりの品々なども展示されていました。
中央の部屋は本尊聖観世音菩薩(秘仏)が安置されています。
この像は鏡を手にした珍しい姿で宝鏡寺の名前の由来となっています。

廻廊を渡り阿弥陀堂を経て書院へ至ります。
書院には円山応挙の孫応震による『四季耕作図』襖絵があります。
代掻き→田植え→草取り→稲刈り→脱穀と
米が出来るまでのプロセスが四季折々の風物ともに描かれ
実際の農業を知らない高貴な人々に
どうやって米が出来ているのかを知らせる作品となっています。
書院には応挙の杉戸絵があります。
片面には雌雄の雉が描かれ、
もう片面には子犬が描かれています。
この子犬の愛らしさは比類ないもので、本当にコロコロと動き出しそうです。

廊下には歴代皇女の人形が展示されています。
万勢伊(ばんぜい)さんと呼ばれる皇女に仕えた女性をかたどった人形にはおつきの人形もいます。
孝明さんは孝明天皇の幼少時代の姿をかたどった人形で、
三頭身の可愛らしい姿で表されています。
このほか元禄雛・享保雛・有職雛など時代ごとのひな人形もありました。
これらの展示されている部屋の襖絵は桜と犬で「春」を表しています。
犬の目の可愛らしさに思わず心ときめきました。

宝鏡寺は小さな寺なのですが、とても優雅で風流な場所です。
縁側から庭を眺めてのんびりしたくなるようなお寺でした。
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千露で西洋館制定したよ(BlogPet)

さつきが千露は心地を展示♪
それでさつきは堂内が記念するはずだったの。
でも、千露で西洋館制定したよ♪

*このエントリは、ブログペットの「さつき」が書きました。

法然院

法然院は哲学の道沿いにある法然上人ゆかりの寺院です。
法然上人はこの地で弟子とともに念仏修行を行いました。


哲学の道から急な坂を上っていくと茅葺き屋根の山門が見えてきます。
山門をくぐると白砂壇(びゃくさだん)と呼ばれる一対の盛り砂があります。
白砂壇には流水紋が描かれ水を表しており、
この間を通ることによって水で身を清め聖域へ入ることを意味します。

法然院は春と秋の特別公開時を除き通常は堂内は非公開です。
庭園は自由に散策できます。
あまり作りこんだところのない自然な雰囲気の庭園で
心身ともに穏やかな心地になります。


哲学の道沿いに咲いていた梅です。
こちらは桜の名所として有名ですが、
目を凝らせば梅や椿など春を告げる花々が目に入ってきます。

今の季節の哲学の道は観光客が少ないので、本来の道の持つ魅力が見えてくるようです。

京都国立博物館


京都国立博物館特別展示館です。
明治時代に建てられた西洋宮殿風の建築で、重要文化財に指定されています。
正門も重要文化財なのですが、今は平常展示館の工事中のためそちらを通ることは出来ません。



出入口中央にはムリーリョの大天使ミカエルのパネルがはめ込まれています。
レンガ造りの西洋館によく似合っています。
出入口の奥が今回ハプスブルク家の肖像画と武具コレクションの展示が行われた中央室です。
中央室は白で統一された気品ある部屋です。
そこにまるで本物の王宮の肖像画の間のような空間が作り出されていました。



庭園では石仏等の野外展示が行われています。
写真は東大寺大仏殿前の八角灯篭のレプリカです。
今の時期は梅が綺麗に咲いていました。

優雅な重要文化財建築にて華麗なコレクションの数々を堪能するという
最高の贅沢を味わうことが出来ました。

YouTube、ニコニコ動画・・・ (今日のテーマ)

BlogPet 今日のテーマ YouTube、ニコニコ動画・・・
「何度も観てしまう動画を教えてください!」
猫動画はもちろんですが、
「禁句インコ」(You Tubeで検索してみてください)が可愛くて楽しいです。

そして一時期大いにはまっていたのが、トルコやギリシア等のポップミュージックの動画です。
聴いていると時間が経つのを忘れてしまいます。


シンクロナイズドスケーティング

今朝テレビを見ていたら「シンクロナイズドスケーティング」という競技が紹介されていました。
いわば「氷上のシンクロナイズドスイミング」といった雰囲気で
16人1チームで演技します。

16人が呼吸を合わせて円を作ったり、列になったり、ステップを踏んだり、リフトを行ったりと
見ていてとても楽しめる競技です。
2014年のオリンピックでの正式種目採用を目ざしているとのことです。

学生時代に友人と話していたことに
「もしも『フィギュアスケート団体』という種目があったらどんなんだろうね。」ということがあります。
そのときは実際にはないだろうと思っていたことだったのですが、
現実にそういう競技があるのを知って、昔のことを懐かしく思い出しました。

自分だけの場所? (今日のテーマ)

BlogPet 今日のテーマ 自分だけの場所?
「絶景ポイントはどこですか?」
「四国カルスト・天狗高原」
一面に広がる空はまさに「雲の上」の風景です。

「鞆の浦・対潮楼」
弁天島を臨む窓からの眺めは「絶景」の一言に尽きます。

「南禅寺・三門」
京都市内を一望でき、これぞ「絶景かな」という心境になります。





猫の日

2月22日は「ニャン・ニャン・ニャン(2・2・2・)」ということで猫の日です。
一般公募によってこの日が選ばれ、1987年に制定されました。

当時「猫の手帖」という雑誌を毎月購読していたのですが、
そちらにも「猫の日を制定しよう」という募集要項があり、
猫の日決定までの経緯や、第1回猫の日のイベントの様子が掲載されていました。
リアルタイムで「猫の日」決定までを見ているので、
すでに「猫の日」が始まって20年以上経っていることに正直驚きます。
(というよりも私の年齢がばれますね)

わが家の猫たちは今日も変わらず元気にしております。
一説には元気すぎともいえます。


最近たろの写真ばかり撮っているようです。
さっちゃんはなかなか私の前に姿を見せず、
金さんは元気すぎて被写体になりにくいのです。

ついつい (今日のテーマ)

BlogPet 今日のテーマ ついつい
「ついつい入ってしまうお店はありますか?」
猫雑貨を置いてある店には用はなくても入ってしまいます。
いわゆる「猫雑貨店」ではなくても目に付くのは私の場合すべて猫ものです。
他についつい入ってしまうのは書店です。
うちは田舎なのであまり様々な種類の本を置いている店はないのですが、
散歩のルートには必ず書店を入れます。

京都へ行ってきました

18日19日の両日、京都へ行ってきました。

●展覧会・博物館
高橋真琴の夢とロマン展(美術館「えき」KYOTO)
THEハプスブルク(京都国立博物館)
古代カルタゴとローマ展(京都文化博物館)
河井寛次郎記念館
京都万華鏡ミュージアム

●名所旧跡
法然院
北野天満宮
千本釈迦堂
宝鏡寺(人形の寺)

そのほか雑貨店・書店めぐりもしました。

詳しくはそれぞれ後日記事にしたいと思います。