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Windflowers

美術・猫・本など興味ある事柄や日々の徒然を綴るブログです。

2010年04月の記事

おひなさま

テーマ展 おひなさま
2月16日~4月4日 愛媛県立歴史文化博物館

「美人の化粧術」と同時開催されていたテーマ展「おひなさま」も見ました。
こちらは毎年この時期に開催されているもので、
西条藩の姫君が輿入れの際に作らせたひな道具を中心に
愛媛県内各所旧蔵のひな人形とひな道具が展示されていました。

大名家のひな道具はさすがに本格的で、
大きさが実物よりもやや小さめという点を除けば
ほとんど「美人の化粧術」で展示されていた道具と変わりありません。

享保雛、古今雛、有職雛と時代とともに変化していく人形の様子がよくわかります。
享保雛はかなり大型のものもあって、目に入ってきた瞬間「どきっ」と気持ちになりました。
「ひな人形」というと「小さく愛らしい」というイメージがあるので、
市松人形のような大きさのひな人形はなんだか別のもののように思えたのです。
古い時代のひな人形は「ゆで玉子に目鼻」という雰囲気で愛嬌がある顔立ちですが、
時代が下るにつれて「パッチリとした目に通った鼻筋」の顔立ちに変化していく様子がよくわかりました。

江戸後期から昭和40年代にかけての御殿雛も展示されていました。
一番古い御殿雛では人形がかなり小さく、
御殿の奥にいる内裏雛の姿が全く見えないくらいでした。
そのほか曲水の宴をイメージした御殿雛などもありました。
最初の頃の御殿は御所風のシンプルなつくりだったのが、
昭和40年代に作られたものはまるで日光東照宮のような煌びやかさになっているのに驚きでした。

このほか御所人形や昭和30年代~40年代の着せ替え人形、
明治から昭和初期にかけて作られたガラス製のミニチュアの動物、
明治から昭和40年代にかけてのままごと道具など
小さく愛らしいものが数多く展示されており、とても楽しめました。
ままごと道具の一番新しいものなどは、実際に自分も持っていた覚えのあるようなもので懐かしく感じました。
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