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Windflowers

美術・猫・本など興味ある事柄や日々の徒然を綴るブログです。

2010年12月の記事

2010年に行った展覧会

2010年も残すところ今日・明日限りとなりました。
今年は頻繁には行けなかったのですが、それでもいくつかの展覧会に行きました。

高橋真琴の夢とロマン展 美術館「えき」KYOTO
高橋真琴の初期作品から現在に至る軌跡を見ることが出来ました。
初期の漫画の原稿や現在の展覧会用に描かれた独立作品など
これまであまり見る機会の無かった作品を見られたのもよかったと思います。

THE ハプスブルク 京都国立博物館
ウィーン美術史美術館とブダペスト国立美術館所蔵の
ハプスブルク家ゆかりのコレクションによる展覧会。
絵画・工芸品などどれも見ごたえがあり大満足の内容でした。
特に京都国立博物館の中央展示室における肖像画展示は
本物の宮殿の広間を訪れているような感覚で見ることが出来、
宮廷の空間までも体感できる展示でした。

古代カルタゴとローマ展 京都文化博物館
繊細な工芸品から巨大なモザイク画まで、
これまであまり見る機会のなかったカルタゴの文化に触れることの出来る内容でした。
5m四方の巨大モザイクはカルタゴが海洋国家であることを改めて実感させてくれる迫力ある作品でした。

美人の化粧術~姫君からモダンガールまで~ 愛媛県立歴史文化博物館
江戸時代から昭和初期にかけての化粧や装いに焦点を当てた展覧会。
実際の道具や衣裳だけではなく、絵画も「装う」という視点で紹介されていました。

オルセー美術館展 パリのアール・ヌーヴォー 広島県立美術館
オルセー美術館所蔵のアール・ヌーヴォーコレクション展。
サロンやダイニングを再現した展示はこの時代の邸宅に招かれたような感覚で楽しめました。
ガラスをはじめ銀細工・七宝などどれも流麗な美しさに感銘を受ける内容でした。

アンソールからマグリットへ アントワープ王立美術館コレクション展 ひろしま美術館
19世紀後半から20世紀中頃までのベルギー美術の展覧会。
これまで私がよく見ていたベルギー象徴主義絵画とは一味異なる魅力を持つ作品を見ることが出来ました。

カンヴァスに描かれた女性たち 呉市立美術館
ポーランドのヨハネ・パウロII世美術館所蔵作品より、
ルネサンスから19世紀にいたる「女性」を描いた作品を展示。
「レンブラント、ゴヤからコローまで」と題されている通り有名画家の作品もよかったのですが、
これまで知らなかった画家の作品にも良作があり、収穫の多い展覧会でした。

愛のヴィクトリアンジュエリー展 広島県立美術館
ヴィクトリア朝において制作された宝飾品中心の展覧会。
製作技法や宝飾品についての解説が詳しく、分かりやすい展示でした。
宝石の輝きやデザインの美しさにただ見入ってしまいました。

カポディモンテ美術館展 京都文化博物館
ナポリ、カポディモンテ美術館所蔵のルネサンス・バロック美術の展示。
これまであまり興味の無かったマニエリスム絵画の魅力を発見したり、
また一度実物を見てみたいと思っていた作品を見ることが出来たりと満足のいく内容の展覧会でした。

上村松園展 京都国立近代美術館
松園の作品をまとめて見るのは初めてでしたが、
「花がたみ」の製作過程の写生など、初期の伝統的な様式から、独自の画風を確立していく様を感じることの出来る内容でした。
ただ優美なだけではなく、内に秘められた激情や狂気を感じさせる作品など魅力溢れるものだと思います。

こうして振り返ると今年は京都と広島にしか行っていないようです。
他にも各地で興味ある展覧会があったのですが、時間が合わなかったりして行けないものもありました。
来年もいける範囲で様々な展覧会へ行きたいと思います。
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走り回ってもいないのに…

もはや「日記」ではなく「月記」と化してしまった観のある当ブログです。

その間にBlogPetはサービスを終了し、クリスマスも過ぎてしまい
2010年も残すところ3日となってしまいました。

BlogPetの「さつき」は色々な言葉を覚えてくれ「千露だいすき」などと言ってくれて本当に可愛かったのですが、サービス終了はやはり時代の流れなのでしょうね。
「さつき」がいた間は少なくとも週1回は彼女がブログを更新してくれていたのですが、
これからは自分の力だけでブログを更新しなくてはなりません。

例年クリスマスシーズンにはそれなりの企画をしていたのですが、
今年はそういうこともきれいさっぱり忘れていました。
忙しかったというわけではなく、他のところで夢中になって遊んでいたというのが正確な所です。

文章を考えるというのは私にとって結構神経を使う作業で、
心身ともに余裕のあるときでなければできないというのもあります。
私は家ではひたすらダラダラすることで精神のバランスを保っているところがあり、
(仕事はサービス業なので常に気を使います)
ネット上ですらダラダラしていたいと思っているのは
自分では自覚が無いものの本当はひどく疲れているのかもしれません。

展覧会感想や旅行記録なども記事にしたいと思いつつ、
どれもこれも手付かずになってしまっています。
ブログの記事にするために出かけたわけではないのですが、
何も形にすることが出来ないとやはり残念な思いになります。

今晩は見たいテレビがあるので、2010年の総括は出来れば明日する予定です。

星空を見上げて

先日職場の忘年会の帰り、久々に夜空をじっくりと見る機会がありました。

この時期まず目に付くのはオリオン座で、その横におうし座が見えます。
赤い目(一等星アルデバラン)を光らせ、狩人オリオンと対峙しているようです。
牛の背にはプレアデス星団(すばる)が揺らめくように見えました。

オリオンの左後方に見えるシリウス(天狼星)の青い光は鮮烈です。

それらの目立つ星の背後には無数のかすかに光る星々が見えました。

普段は夜9時以降出歩くことはないので、深夜に夜空を見上げるのは本当に久しぶりのことでした。
うちは田舎ですが、さすがに宵の口は人工の灯りが多く、案外星は見えません。
こんなに星が多いということをついぞ忘れていたので、貴重な経験が出来たと思います。

さつきは中心がほしいな(BlogPet)

さつきは中心がほしいな。
千露もほしいかな?

*このエントリは、ブログペットの「さつき」が書きました。

師走を迎えました(BlogPet)

千露の「師走を迎えました」のまねしてかいてみるね

いよいよ2010年も残すところ後1泊2日で京都へ行ってしまいました♪
実は先日久々に展覧会感想を切りましたので、その後また更新が途切れてきました1ヶ月を切りました。

*このエントリは、ブログペットの「さつき」が書きました。

師走を迎えました

いよいよ2010年も残すところ後1ヶ月を切りました。

先日久々にまともに展覧会感想をUPしたのですが、
その後また更新が途切れてしまいました。

実は先日1泊2日で京都へ行ってきました。
カポディモンテ美術館展(京都文化博物館)
上村松園展(京都国立近代美術館)を見たほか
高台寺・知恩院の夜間特別拝観、金戒光明寺・秋の特別公開、もみじの永観堂を見てきました。

充実した1泊2日を過ごしたので、その後すっかり緩んでしまいました。