2012年展覧会回顧
早いもので今年も残すところあと2日と2時間余りとなりました。
最近は展覧会の感想をブログにあげることがなくなってしまったのですが、
いずれの展覧会もよい思い出になっています。
日本絵画のひみつ 神戸市立博物館 (2011年12月10日~2012年1月22日)
近世日本画を伝統的技法の継承、および西洋画法の習得といった様々な視点から見ることのできる展覧会でした。
日本画の手法で西洋の静物画や風景画を再現したものなど、大変興味深く見ました。
生誕100年 伊藤清永展 兵庫県立美術館 (2011年12月10日~2012年1月22日)
裸婦をはじめとする量感豊かな人物像が印象的でした。
中でも豊かな色彩があふれ、柔らかさと迫力を併せ持つ、愛知学院大学講堂壁画《釈尊伝四部作》は「絵筆に託す愛と祈り」にふさわしい作品でした。
ツタンカーメン展 大阪天保山特設ギャラリー (3月17日~6月3日)
ツタンカーメン王墓出土の品々をまとめてみるのは今回が初めての機会でした。
もちろんツタンカーメンの遺物もとても興味深いものだったのですが、
もっとも印象に残ったのはチュウヤのカルトナージュマスクです。
とても穏やかな表情で、永遠の生命を得た喜びが表れているようでした。
バーン=ジョーンズ展 兵庫県立近代美術館 (9月1日~10月14日)
これは開催を知った時からとても楽しみにしていた展覧会です。
《ピグマリオン》や《クピドとプシュケ》連作をはじめ、
初期から晩年にいたるバーン=ジョーンズの画業をじっくりと見ることができました。
《いばら姫》連作の眠る乙女たちの習作はそれぞれが独立した作品のようで、
様々な姿で眠る乙女は本当に美しく、
連作の核をなす《眠り姫》の姿は比類なき美しさだと思いました。
ニャンニャンカーニバル たにかわ・こういち絵本原画展
BBプラザ美術館 (7月21日~9月23日)
絵本作家谷川晃一の原画展で、兵庫県立美術館への道筋に立地する美術館で開催されていました。
展覧会のタイトルにひかれて入館したのですが、
豊かな想像力と色彩で描かれたユーモアあふれる世界は本当に楽しめました。
政宗見参!―仙台藩伊達家と宇和島藩伊達家― 宇和島市立伊達博物館 (9月7日~10月8日)
瑞巌寺門外不出の政宗座像など貴重な品々をじっくりとみることができました。
またボランティアガイドの解説も充実していてよかったと思います。
マウリッツハイス美術館展 神戸市立博物館 (9月29日~2013年1月6日)
フェルメール《真珠の耳飾りの少女》はもちろんのこと、黄金期である17世紀オランダ絵画の数々を楽しむことができました。
エル・グレコ展 国立国際美術館 (10月16日~12月24日)
迫力のある大祭壇画や、独特の色彩やフォルムで描かれた人物像の数々に圧倒されました。
ギリシア時代のイコンやヴェネツィア時代の肖像画といった、いわば「エル・グレコ」になる前の作品を見ることができたのもよかったと思います。
大エルミタージュ美術館展 京都市美術館 (10月10日~12月6日)
16世紀から20世紀に至る西洋絵画の歴史を概観できる展覧会でした。
個人的にはダーフィト・ライカールト《農婦と猫》やジョゼフ・ベイル《少年料理人》に登場する猫に大変心惹かれました(笑)どちらもポストカードがなかったのが残念です。
そして会場出口で紹介されていたエルミタージュ美術館の猫警備員の話がよかったです。
展覧会ではないのですが、1月に行った淡路市立中浜稔猫美術館も本当に素晴らしい所でした。
小さな美術館なのですが、じっくりと墨絵で描かれた猫絵画の世界に浸ることができました。
来たる2013年も機会があれば様々な展覧会へ足を運びたいと思います。
最近は展覧会の感想をブログにあげることがなくなってしまったのですが、
いずれの展覧会もよい思い出になっています。
日本絵画のひみつ 神戸市立博物館 (2011年12月10日~2012年1月22日)
近世日本画を伝統的技法の継承、および西洋画法の習得といった様々な視点から見ることのできる展覧会でした。
日本画の手法で西洋の静物画や風景画を再現したものなど、大変興味深く見ました。
生誕100年 伊藤清永展 兵庫県立美術館 (2011年12月10日~2012年1月22日)
裸婦をはじめとする量感豊かな人物像が印象的でした。
中でも豊かな色彩があふれ、柔らかさと迫力を併せ持つ、愛知学院大学講堂壁画《釈尊伝四部作》は「絵筆に託す愛と祈り」にふさわしい作品でした。
ツタンカーメン展 大阪天保山特設ギャラリー (3月17日~6月3日)
ツタンカーメン王墓出土の品々をまとめてみるのは今回が初めての機会でした。
もちろんツタンカーメンの遺物もとても興味深いものだったのですが、
もっとも印象に残ったのはチュウヤのカルトナージュマスクです。
とても穏やかな表情で、永遠の生命を得た喜びが表れているようでした。
バーン=ジョーンズ展 兵庫県立近代美術館 (9月1日~10月14日)
これは開催を知った時からとても楽しみにしていた展覧会です。
《ピグマリオン》や《クピドとプシュケ》連作をはじめ、
初期から晩年にいたるバーン=ジョーンズの画業をじっくりと見ることができました。
《いばら姫》連作の眠る乙女たちの習作はそれぞれが独立した作品のようで、
様々な姿で眠る乙女は本当に美しく、
連作の核をなす《眠り姫》の姿は比類なき美しさだと思いました。
ニャンニャンカーニバル たにかわ・こういち絵本原画展
BBプラザ美術館 (7月21日~9月23日)
絵本作家谷川晃一の原画展で、兵庫県立美術館への道筋に立地する美術館で開催されていました。
展覧会のタイトルにひかれて入館したのですが、
豊かな想像力と色彩で描かれたユーモアあふれる世界は本当に楽しめました。
政宗見参!―仙台藩伊達家と宇和島藩伊達家― 宇和島市立伊達博物館 (9月7日~10月8日)
瑞巌寺門外不出の政宗座像など貴重な品々をじっくりとみることができました。
またボランティアガイドの解説も充実していてよかったと思います。
マウリッツハイス美術館展 神戸市立博物館 (9月29日~2013年1月6日)
フェルメール《真珠の耳飾りの少女》はもちろんのこと、黄金期である17世紀オランダ絵画の数々を楽しむことができました。
エル・グレコ展 国立国際美術館 (10月16日~12月24日)
迫力のある大祭壇画や、独特の色彩やフォルムで描かれた人物像の数々に圧倒されました。
ギリシア時代のイコンやヴェネツィア時代の肖像画といった、いわば「エル・グレコ」になる前の作品を見ることができたのもよかったと思います。
大エルミタージュ美術館展 京都市美術館 (10月10日~12月6日)
16世紀から20世紀に至る西洋絵画の歴史を概観できる展覧会でした。
個人的にはダーフィト・ライカールト《農婦と猫》やジョゼフ・ベイル《少年料理人》に登場する猫に大変心惹かれました(笑)どちらもポストカードがなかったのが残念です。
そして会場出口で紹介されていたエルミタージュ美術館の猫警備員の話がよかったです。
展覧会ではないのですが、1月に行った淡路市立中浜稔猫美術館も本当に素晴らしい所でした。
小さな美術館なのですが、じっくりと墨絵で描かれた猫絵画の世界に浸ることができました。
来たる2013年も機会があれば様々な展覧会へ足を運びたいと思います。
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