展覧会回顧2017
2017年もあと少しになりましたが、今年もいろいろな展覧会を見に行きました。
百段雛まつり 九州 ひな紀行Ⅱ 目黒雅叙園「百段階段」
九州各地の雛人形と「百段階段」の絢爛豪華な空間のコラボレーションが見事な展示でした。
百段階段は一度見てみたい場所だったのですが、想像以上の素晴らしさでした。
マリー・アントワネット展 森アーツセンターギャラリー
マリー・アントワネットの生涯を肖像画などの絵画作品をはじめ、愛用の工芸品、
さらには居室などの空間を再現して紹介する展示でした。
展示品一つ一つを鑑賞するというよりも、全体を見て王妃のすべてを体感するという雰囲気の展覧会だったと思います。
春日大社 千年の至宝 東京国立博物館
現地へ行ってもこれだけ一度には見られないであろう春日大社の神宝の数々、
また現地でも拝観できない春日大社の本殿の一部を再現し、実際の壁画の展示を行うなど、
文字通り春日大社千年の歴史を感じる内容でした。
個人的に好きな展示品は《金地螺鈿毛抜形太刀》です。
雀を狙う猫の姿が生き生きと表現された螺鈿細工に見入ってしまいました。
また《赤糸威大鎧(梅鶯飾)》は繊細な梅に鶯、蝶の金物細工に惹きつけられました。
鎧をこれほどじっくり見たのは初めて位に丹念に鑑賞しました。
ティツィアーノとヴェネツィア派展 東京都美術館
ティツィアーノをはじめとしてティントレット、ヴェロネーゼなど
ヴェネツィア派を代表する画家たちの作品の量感や色彩の豊かさに感銘を受けました。
招き猫亭コレクション 猫まみれ展 尾道市立美術館
「招き猫亭」と称する個人コレクターによる古今の芸術作品になった猫たちの展覧会。
一言で言うなら「見ているだけで幸せな気持ちになれる」展覧会でした。
また尾道市立美術館のTwitterアカウントがとても楽しかったです。(黒猫と警備員の攻防戦が面白い)
細見美術館名品展 愛媛県美術館
「若冲、琳派、かざりと雅」と題し、
京都・細見美術館を代表するコレクションである琳派と若冲作品を中心とした展覧会。
細見美術館で一度には見られないであろうラインナップを松山で見られたのは貴重な機会だったと思います。
同時期に細見美術館では愛媛県美術館のコレクションによる杉浦非水の展覧会が開催されており、
興味深い取り組みだと思いました。
ウェールズ国立美術館所蔵 ターナーからモネへ 愛媛県美術館
19世紀から20世紀初頭にかけてのイギリスおよびフランス絵画の展覧会。
展覧会の目玉はヴェネツィアの黄昏の情景を虹色で描いた、モネ《サン・ジョルジョ・マッジョーレ 黄昏》でしたが、
私はロセッティ《麗しのロザムンド》を見るのが目的で行きました。
色彩も質感も写真で見るよりもずっと美しく、髪など櫛がするすると通りそうなほどでした。
伊達×刀剣 ―武家の宝物と五箇伝の名刀― 宇和島市立伊達博物館
宇和島伊達家伝来の刀剣、甲冑、馬具のほか、伝来の様々な刀剣の数々の展示でした。
私が記憶している中では刀剣に特化した展示は伊達博物館では初めてであったと思います。
八幡神社(宇和島市)に奉納された三尺八寸五分の太刀の大きさに圧倒されました。
もう少し刀剣の鑑賞の仕方を学んでから見ればもっと楽しめるだろうと思いました。
末法/APOCALYPSE -失われた無石庵コレクションを求めて 細見美術館
「末法」をテーマに、奈良時代から南北朝時代にかけての仏教美術を展示。
「美」とは何かを問いかけているような内容で、
同時期に京都で開催されていた国宝展のある意味アンチテーゼともいえる展覧会でした。
特別展覧会 国宝 京都国立博物館
京都国立博物館開館120周年記念の展覧会で展示作品すべてが国宝という展覧会。
私が行ったのはⅢ期でこのときの一番の目玉は《金印》で、
写真で見るとごつごつした印象でしたが、実際はとてもつややかだったのが意外でした。
展示品の中で一番好きだと思ったのが《扇面法華経冊子》で
公達と姫君や子供たちの姿が愛らしくて素敵でした。
展示品のパワーに圧倒されて見るのに体力が必要な展覧会でした。
レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展 愛媛県美術館
フィレンツェ、シニョリーア宮殿(現・ヴェッキオ宮殿)に
かつてレオナルドが描いた壁画《アンギアーリの戦い》に迫る展覧会。
著名画家の作品はほとんどありませんでしたが、
《タヴォラ・ドーリア》と呼ばれる板絵を中心に様々な観点から
今では幻となった壁画にアプローチする意欲的な内容でした。
百段雛まつり 九州 ひな紀行Ⅱ 目黒雅叙園「百段階段」
九州各地の雛人形と「百段階段」の絢爛豪華な空間のコラボレーションが見事な展示でした。
百段階段は一度見てみたい場所だったのですが、想像以上の素晴らしさでした。
マリー・アントワネット展 森アーツセンターギャラリー
マリー・アントワネットの生涯を肖像画などの絵画作品をはじめ、愛用の工芸品、
さらには居室などの空間を再現して紹介する展示でした。
展示品一つ一つを鑑賞するというよりも、全体を見て王妃のすべてを体感するという雰囲気の展覧会だったと思います。
春日大社 千年の至宝 東京国立博物館
現地へ行ってもこれだけ一度には見られないであろう春日大社の神宝の数々、
また現地でも拝観できない春日大社の本殿の一部を再現し、実際の壁画の展示を行うなど、
文字通り春日大社千年の歴史を感じる内容でした。
個人的に好きな展示品は《金地螺鈿毛抜形太刀》です。
雀を狙う猫の姿が生き生きと表現された螺鈿細工に見入ってしまいました。
また《赤糸威大鎧(梅鶯飾)》は繊細な梅に鶯、蝶の金物細工に惹きつけられました。
鎧をこれほどじっくり見たのは初めて位に丹念に鑑賞しました。
ティツィアーノとヴェネツィア派展 東京都美術館
ティツィアーノをはじめとしてティントレット、ヴェロネーゼなど
ヴェネツィア派を代表する画家たちの作品の量感や色彩の豊かさに感銘を受けました。
招き猫亭コレクション 猫まみれ展 尾道市立美術館
「招き猫亭」と称する個人コレクターによる古今の芸術作品になった猫たちの展覧会。
一言で言うなら「見ているだけで幸せな気持ちになれる」展覧会でした。
また尾道市立美術館のTwitterアカウントがとても楽しかったです。(黒猫と警備員の攻防戦が面白い)
細見美術館名品展 愛媛県美術館
「若冲、琳派、かざりと雅」と題し、
京都・細見美術館を代表するコレクションである琳派と若冲作品を中心とした展覧会。
細見美術館で一度には見られないであろうラインナップを松山で見られたのは貴重な機会だったと思います。
同時期に細見美術館では愛媛県美術館のコレクションによる杉浦非水の展覧会が開催されており、
興味深い取り組みだと思いました。
ウェールズ国立美術館所蔵 ターナーからモネへ 愛媛県美術館
19世紀から20世紀初頭にかけてのイギリスおよびフランス絵画の展覧会。
展覧会の目玉はヴェネツィアの黄昏の情景を虹色で描いた、モネ《サン・ジョルジョ・マッジョーレ 黄昏》でしたが、
私はロセッティ《麗しのロザムンド》を見るのが目的で行きました。
色彩も質感も写真で見るよりもずっと美しく、髪など櫛がするすると通りそうなほどでした。
伊達×刀剣 ―武家の宝物と五箇伝の名刀― 宇和島市立伊達博物館
宇和島伊達家伝来の刀剣、甲冑、馬具のほか、伝来の様々な刀剣の数々の展示でした。
私が記憶している中では刀剣に特化した展示は伊達博物館では初めてであったと思います。
八幡神社(宇和島市)に奉納された三尺八寸五分の太刀の大きさに圧倒されました。
もう少し刀剣の鑑賞の仕方を学んでから見ればもっと楽しめるだろうと思いました。
末法/APOCALYPSE -失われた無石庵コレクションを求めて 細見美術館
「末法」をテーマに、奈良時代から南北朝時代にかけての仏教美術を展示。
「美」とは何かを問いかけているような内容で、
同時期に京都で開催されていた国宝展のある意味アンチテーゼともいえる展覧会でした。
特別展覧会 国宝 京都国立博物館
京都国立博物館開館120周年記念の展覧会で展示作品すべてが国宝という展覧会。
私が行ったのはⅢ期でこのときの一番の目玉は《金印》で、
写真で見るとごつごつした印象でしたが、実際はとてもつややかだったのが意外でした。
展示品の中で一番好きだと思ったのが《扇面法華経冊子》で
公達と姫君や子供たちの姿が愛らしくて素敵でした。
展示品のパワーに圧倒されて見るのに体力が必要な展覧会でした。
レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展 愛媛県美術館
フィレンツェ、シニョリーア宮殿(現・ヴェッキオ宮殿)に
かつてレオナルドが描いた壁画《アンギアーリの戦い》に迫る展覧会。
著名画家の作品はほとんどありませんでしたが、
《タヴォラ・ドーリア》と呼ばれる板絵を中心に様々な観点から
今では幻となった壁画にアプローチする意欲的な内容でした。
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