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Windflowers

美術・猫・本など興味ある事柄や日々の徒然を綴るブログです。

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グスタフ・クリムト―ドローイング水彩画作品集

先日東京旅行のためのガイドブックを探しに市内の書店へ行ったのですが、
こちらの本を見つけてしまい、ガイドブックのことなど頭から忘れて購入してしまいました。

グスタフ・クリムト―ドローイング水彩画作品集

まだ文章は流し読みなのですが、
絵は一通り鑑賞しました。

クリムトといえば金を使った絢爛豪華な画風で知られますが、
作品集に収められている流麗な素描を見ると、
彼が線だけで実に美しい作品を描き出すことが出来る画家であることがよくわかります。
『ダナエ』『ベートーヴェンフリーズ』などの下書きも掲載されており、
どのように作品構想を練っていたのか垣間見ることが出来ます。

クリムトの描く人物像の多くは女性像ですが、
肖像画の下絵等に登場する女性たちが個性的な顔立ちで描かれているのに対し、
裸体像の女性の多くは個性を持った人物というよりも「女」そのものといった雰囲気がします。
流れるようなタッチで描かれた女性たちの多くは、
二人きりの、あるいは自分だけの秘めやかな世界に浸っているようで、
独特のアンニュイな雰囲気が漂っています。
これらの作品は素描だからこそ表現することの出来た世界と思えます。
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