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Windflowers

美術・猫・本など興味ある事柄や日々の徒然を綴るブログです。

世紀末を理解するための10冊

世紀末芸術 高階秀爾 著
私の「世紀末」に対する認識の基本となった著作。
世紀末芸術を「新たな文芸復興」「第二のルネサンス」と位置づけて、
世紀末芸術の起こった背景、世紀末芸術の特質、美学について述べている。

世紀末の夢―象徴派芸術 フィリップ・ジュリアン 著  杉本秀太郎 訳
美しい文体で綴られる世紀末のキマイラ(幻想)たち。
世紀末の美学を凝縮した一冊といえる。

魅惑の世紀末 海野弘 著
美術だけではなく世紀末の文学・音楽についても触れられている。
文章も読みやすく世紀末入門書としておすすめ。

宿命の女 ―イギリス・ロマン派文学の底流 松浦暢 著
世紀末の美学を語る上で不可欠な存在である「宿命の女」の
英国文学における系譜が述べられている。

水の女 From the Deep Waters 高宮利行 解説
世紀末象徴主義やラファエル前派の画家が描き出した美しき「水の女」たち。
彼女たちに触れることは生命の根源に触れることのように感じる。

ファム・ファタル 妖婦伝 イ・ミョンオク 著  樋口容子 訳
韓国人女性による「ファム・ファタル」論。
かなりエロティックな叙述もあるが、
ファム・ファタルの生み出された背景や彼女たちの魅力など読むものを惹きつける。

キーツ詩集
「宿命の女」の原点となった『つれなき美女』は必読。

サロメ オスカー・ワイルド 著  福田恒存 訳
月の光の下繰り広げられる物語には様々な倒錯した愛の形が描かれている。

さかしま J.K.ユイスマンス 著  澁澤龍彦 訳
小説というよりも「呪われた『美』の女神」モローのサロメに捧げられた祈祷書の趣。
「デガダンスの『聖書』」とはこの著書を最も端的に表した言葉といえよう。

世紀末芸術論―リルケ/ジンメル/ホフマンスタール  高木昌史 訳
「世紀末」を生きた詩人・思想家による世紀末芸術論。


この記事はホッテントリメーカー で作成したタイトルを基にしました。
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