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Windflowers

美術・猫・本など興味ある事柄や日々の徒然を綴るブログです。

美術館探訪vol.1 愛媛県美術館

これまで各地の美術館を訪問して展覧会の感想は数多く記事にしてきましたが、
美術館そのものについてはあまり記事にしたことがありませんでした。

今日からしばらく「美術館」について述べてみたいと思います。

第一回は地元愛媛の愛媛県美術館です。

愛媛県美術館(1998年開館)の前身は1970年開館の愛媛県立美術館で、
現在その建物は県美術館南館として使用されています。
私が初めて県立美術館を訪れたのは1994年で、
「ハンガリー国立美術館所蔵 19世紀ヨーロッパ・ハンガリー絵画展」を見に行ったときのことです。
それまで岡山や高松の新しく美しい美術館を見慣れていたので、「なんて古びた美術館なんだろう」と思ってしまいました。
こう言ってはなんですが、いかにも「お役所の建物」という感じで「美術館」らしい色気(?)を感じ取れなかったのです。
最もこの時開催されていた展覧会でセガンティーニ『生命の天使』と出会えたのは最大の収穫だったと思っています。

●コレクション
愛媛県美術館のコレクションは愛媛県出身作家の作品を中心に主に近代・現代の日本の美術作品で構成されています。
これらのコレクションは「所蔵品による特集展示」としてテーマを定めて展示替えをしています。
先日(10月30日)に訪れたときは「いとなみの風景―生活を描く」と題して子どもの姿や農家の人々、街の情景などを描いた作品が展示されていました。
海外作家の作品の点数は少ないのですが、クールベ、モネ、ボナール、ルドンなどを所蔵しています。

●図書コーナー
1階企画展示室横の窓に面した一角にあります。
明るく開放的な雰囲気なのですが、エントランスホールとの間に明確な仕切りがないのがやや気になります。
蔵書は専門的なものよりは一般向けのもののほうが多いようです。

●ミュージアムショップ
以前は雑貨なども扱っていたのですが、現在は館蔵品のポストカードや図録のみの取り扱いとなっています。
企画展の際は企画展示室前に物販スペースが作られます。

●レストラン
広い窓が明るい雰囲気です。メニューはいわゆるデパートの大食堂風なものです。
場合によっては企画展にちなんだメニューが登場することもあります。
「国宝 鑑真和上展」のときには「和上膳」なる精進料理が出ました。

●展覧会以外の企画
企画展関連のワークショップや講演会、アトリエプログラム等があります。
私が知らないだけなのかもしれませんが、他県の美術館でよく開催されている音楽会・映画上映・演劇公演などは開催されていないようです。

●美術館の建物
全体にガラス張りで明るく開放感のある建物ですが、いまひとつ「色気」に欠ける雰囲気です。
私は美術館は内容はもちろんですが、建物の雰囲気を楽しむのが好きなのでその点はやや残念に思います。
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