FC2ブログ

Windflowers

美術・猫・本など興味ある事柄や日々の徒然を綴るブログです。

医者とカオナシ

先日「ベタなドラマのシチュエーション」という記事をUPしましたが、
もう一つドラマの設定の定番があります。
「医者が主人公のドラマの場合、専門は外科」
あまり内科の医師が主人公のドラマは見かけないように思えます。

母は医者もののドラマ(病院ものではありません)が好きなのですが、
母曰く「聴診器を持って『具合はいかがですか~』と声かけするのでは絵になりにくい、外科医なら手術シーンなど派手な見せ場があるから」
外科医が主人公のドラマが多いのではとのことです。

そして外科医が手術室に入る際
ドラマではよく顔の前に手の甲を外へ向けた状態になっていますが、
実際にそうするのか、母は疑問に思っていたようです。

数年前、母は手術を受けたのですが、
麻酔をかける前に病室で麻酔を効きやすくする注射を受けました。
普通はその時点ではまだ意識があるのものですが、
母は注射一本で意識を失ってしまいました。
看護師さんが「○○さ~ん」と声をかけても
返ってくるのは「クァ~!」とか「プファ~!」としか形容のしようがない音ばかりでした。
もちろん手術室の様子や医師の様子など分かるはずもありません。
母の長年の謎はとうとう解明されませんでした。

母はどこででも眠れる人なので、汽車の中でもぐっすり眠ってしまいます。
それを起こすのは子供の私の役目でした。
そのせいか私は車中で睡眠を取れない体質になってしまったようです。
そしてテレビを見ながら眠ってしまうのもしばしばです。
以前テレビで映画「十戒」を見ていたとき、
一番の見せ場である紅海が二つに割れるシーンに差し掛かったとき、
それを見るのを楽しみにしていた母に
「お母さん、起きとる~?」と声をかけたところ「ア~」という返事が返ってきました。
「寝とる~?」と声をかけても「ア~」とだけ返事がありました。
どうやら眠っていたようです。

この事件?から数年たってみた映画「千と千尋の神隠し」に
「ア~」としか言わない物の怪?「カオナシ」が登場したのを見て、
私は「うちの母の正体はカオナシだった」と実感したものでした(笑)
スポンサーサイト