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Windflowers

美術・猫・本など興味ある事柄や日々の徒然を綴るブログです。

奥の院の姫君

近頃さっちゃんは金さんに追い立てられて、
くつろぐ場所がだんだんなくなってしまっています。

わが家では1階の茶の間と2階の父の部屋にこたつがあるのですが、
金さんがやってきてからというもの
さっちゃんが1階の茶の間でくつろぐことは一切ありません。
専ら2階の父の部屋か(たまに)私の部屋が彼女の居場所になっています。

ところが先日父に聞くと、さっちゃんが食事の後1階の私の寝室(かつては祖母の部屋でした)に入っていったというのです。
押入れを覗いて見ると奥まったところにさっちゃんの耳だけが見えました。
押入れといっても襖ではなくカーテンで仕切っているので、
猫が中に入ることが出来るのです。
最近はあまりそこへ入る姿を見ていなかったのでなんだか新鮮な気分になりました。

猫は本当に押入れが好きで、
さっちゃんだけではなく、以前いた猫たちも好んで押入れに入っていました。
母の部屋の押入れは布団を何枚も積み重ねているため
その布団の上にいる姿を見るとまるで「牢名主」のようです。
私の寝室の押入れはカーテンの奥で布団が高い位置にあるため
「奥の院」といった雰囲気になります。

今回のタイトル「奥の院の姫君」とは
押入れの奥でくつろぐさっちゃんのことでした。
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