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Windflowers

美術・猫・本など興味ある事柄や日々の徒然を綴るブログです。

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『さかしま』読了



先日ようやく「デガダンスの聖書」と呼ばれる『さかしま』を読み終えました。

全編とくにこれといったドラマチックな物語が展開するということはなく
ひたすら主人公デ・ゼッサントが理想とする耽美で頽廃的な世界が
彼の住まう屋敷内という小宇宙に凝縮されているという印象を受け、
小説というよりも大長編の詩を読んでいるような感じでした。



モロー『ヘロデ王の前で踊るサロメ』『出現』はデ・ゼッサントが所有する絵画として文中に登場します。
これらのサロメは「呪われた『美』の女神」と表現されていますが、
『さかしま』はこの「女神」に捧げられた祈祷書なのかもしれません。
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